まとめ
【定義】
日の入りから日の出までの夜間のうち、月が地平線より上に位置し、観測可能な時間帯のことである。
学習の要点
- 重要語句:月の公転、日周運動、南中時刻、満ち欠けの周期(朔望月)
- 用語の意義:地球の自転と月の公転の相互作用により、月が見える時刻や位置が日々規則的に変化する仕組みを理解する指標となる。
解説
月は地球の自転によって東から西へ動いて見える(日周運動)が、同時に月自身も地球の周りを西から東へと公転している。この公転の影響により、同じ時刻に観測される月の位置は毎日約12度ずつ東へ移動する。
地球が自転して前日と同じ位置に月を捉えるためには、この移動分(約12度)だけ余計に回転する必要がある。地球は1時間に15度自転するため、12度分を回転するのに要する時間は約50分(12÷15×60)となる。これにより、月の出、南中、月の入りの時刻は毎日約50分ずつ遅れていくことになる。
また、月が地球の周りを1回転する公転周期(約27.3日)と、新月から次の新月までの満ち欠けの周期(約29.5日)には約2.2日の差が生じる。これは、月が公転している間に地球も太陽の周りを公転しているため、再び新月の位置関係(太陽・月・地球が一直線)になるには、さらに余分に公転を続ける必要があるからである。
補足
月の出・入りの時刻は、月の満ち欠け(月相)と密接に関係している。例えば、新月は太陽とほぼ同時に昇り沈むため夜間は見えず、満月は夕方に昇り翌朝沈むため一晩中観測が可能となる。
参照: 学習指導要領準拠資料
小学生のみなさんへ
夜空に月が見える時間は、毎日同じではありません。月が地平線の上に出ている時間は、太陽が沈んでいる夜の間の中で少しずつ変わっていきます。
月は地球の周りを回っているため、同じ時刻に見える月の位置は毎日少しずつ東の方へずれていきます。そのため、月が真ん中の空(南中)に来る時刻や、月が昇ってくる時刻は、毎日およそ50分ずつ遅くなります。
また、月の形(満ち欠け)によっても見え方が違います。例えば、三日月は夕方の西の空に短く見えますが、満月は夕方に東から昇って、真夜中に南の空を通り、朝方に西へ沈むので、一晩中見ることができます。
月が地球の周りを1周する時間と、形がもとに戻るまでの時間は、地球も動いている影響で約2.2日のズレがあることも特徴です。月の形と見える時間をセットで覚えるのがポイントです。
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