まとめ
解説
アルカリ性とは、物質が水に溶けた際に水酸化物イオン(OH⁻)を生じる性質を指します。代表的な物質には、水酸化ナトリウムや水酸化カルシウム(石灰水)、アンモニアなどがあります。アルカリ性の水溶液は共通して電解質であり、電流を流す性質を持っています。また、タンパク質を溶かす作用があるため、皮膚に触れるとぬるぬるとした感触があるのが特徴です。
水溶液の液性を判断するために用いられる指示薬の変化は、試験において非常に重要です。特にフェノールフタレイン溶液は、酸性や中性では無色ですが、アルカリ性に反応して鮮やかな赤色(濃いピンク色)を示します。
| 項目 | 酸性 | 中性 | アルカリ性 |
|---|---|---|---|
| リトマス紙 | 青→赤 | 変化なし | 赤→青 |
| BTB溶液 | 黄色 | 緑色 | 青色 |
| フェノールフタレイン | 無色 | 無色 | 赤色 |
| 主なイオン | 水素イオン(H⁺) | ー | 水酸化物イオン(OH⁻) |
酸性の水溶液とアルカリ性の水溶液を混ぜ合わせると、互いの性質を打ち消し合う「中和反応」が起こります。このとき、水素イオンと水酸化物イオンが結びついて水(H₂O)が生成され、同時に「塩(えん)」と呼ばれる物質が作られます。例えば、塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜると、水と塩化ナトリウム(食塩)が生成されます。
また、アンモニアは水に非常によく溶ける気体であり、その水溶液は弱いアルカリ性を示します。アンモニアは空気よりも密度が小さいため、実験室で集める際には「上方置換法」が用いられます。これに対し、塩化水素(水溶液は塩酸)は空気より重いため「下方置換法」で集められます。これらの気体の性質と集め方の違いは、入試での頻出ポイントです。
水にとけたものの性質の一つに「アルカリ性」があります。アルカリ性の水溶液には、いくつかのとくちょうがあります。
まず、赤色のリトマス紙をつけると青色に変わります。また、石けん水のように、さわるとぬるぬるするのも大きなとくちょうです。これは、アルカリがタンパク質をとかす力を持っているからです。
身近なところでは、水道の蛇口の汚れを落とす洗剤や、虫さされの薬などにアルカリ性のものが使われています。実験で使う「水酸化ナトリウム」や「アンモニア」もアルカリ性の仲間です。強いアルカリ性の液は目や皮膚をいためることがあるので、実験のときは注意しましょう。
ハチに刺されたとき、昔は「アンモニア(おしっこ)をかけるといい」と言われていました。これはハチの毒(酸性)をアンモニア(アルカリ性)で打ち消そうとしたためですが、実はハチの種類によっては逆効果になることもあるので、今はおすすめされていません。正しく薬を使いましょうね。
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