一般小学生
まとめ
- ある気温の空気1立方メートルの中に、水蒸気として含むことができる最大限の質量(g/m³)のこと。
- 気温が上昇するほど飽和水蒸気量は大きくなり、気温が低下するほど小さくなる。
- 実際の水蒸気量が飽和水蒸気量に達したときの温度を「露点」と呼び、これ以下の温度では水蒸気が凝結して水滴となる。
解説
飽和水蒸気量は、空気の温度(気温)によって一義的に定まる物理量です。気温が高いほど空気分子の運動が活発になり、より多くの水蒸気を保持できるようになります。湿度は、その時の気温における飽和水蒸気量に対して、実際に含まれている水蒸気量が何パーセントにあたるかを計算したものです。
晴天の日には、昼間に気温が上がると飽和水蒸気量が増大するため、空気中の水蒸気量が一定であれば湿度は下がります。このように気温と湿度は逆相関のグラフを描くのが一般的です。一方で、雨の日は一日を通して空気が水蒸気で満たされているため、飽和水蒸気量に近い状態が続き、湿度の変化は少なくなります。
小学生のみなさんへ
空気の中には、目に見えない「水蒸気」という形で水分が含まれています。しかし、空気の中に含めることができる水蒸気の量には、温度によって限界があります。この、ある温度の空気1立方メートルの中に含むことができる、水蒸気の最大の重さのことを「飽和水蒸気量」といいます。
この量は気温によって決まっていて、気温が高くなるほど、空気はたくさんの水蒸気を持つことができます。反対に、気温が下がると、空気の中にいられる水蒸気の量は少なくなります。冷たい飲み物を入れたコップのまわりに水滴がつくのは、コップの近くの空気が冷やされて、水蒸気が飽和水蒸気量を超えてしまい、入りきらなくなった分が水滴となって出てくるからです。
ルラスタコラム
冬の寒い日に窓ガラスに水滴がつく「結露」も、この飽和水蒸気量が関係しています。外の寒さで冷やされた窓ぎわの空気は、持てる水蒸気の量がぐんと減ってしまうため、あふれた水蒸気が水滴に変わるのです。お家の中の湿度を調節することで、結露を防ぐことができますよ。
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