胆汁

胆汁

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

胆汁肝臓消化液乳化

解説

胆汁は、私たちの体の中で最も大きな臓器である肝臓で作られます。作られた後は「胆のう」という袋に一時的に蓄えられ、水分が吸収されて濃縮されます。食事が十二指腸を通るタイミングに合わせて、胆のうが収縮し、管を通って十二指腸へと分泌されます。

最大の特徴は、他の多くの消化液(だ液胃液など)とは異なり、消化酵素を一切持っていないことです。しかし、脂肪はそのままでは水に溶けにくく、消化酵素であるリパーゼが作用しにくい性質があります。そこで胆汁が界面活性剤のような役割を果たし、脂肪を微細な粒子(乳化状態)に変えることで、リパーゼが脂肪と接触する表面積を飛躍的に増加させ、分解効率を著しく高めます。

コラム

胆汁には、寿命を終えた赤血球が分解されてできた「ビリルビン」という色素が含まれています。このビリルビンが腸内細菌によって変化することで、便特有の茶色い色が付きます。また、胆汁は脂肪の消化だけでなく、脂溶性ビタミンビタミンA、D、E、K)の吸収を助ける重要な役割も担っています。

小学生のみなさんへ

みなさんが食べたものの中にある「脂肪しぼう(あぶら)」をバラバラにして、体に吸収きゅうしゅうしやすくしてくれるのが「胆汁たんじゅう」です。この液体えきたいは、おなかの右側にある大きな臓器ぞうき、「肝臓かんぞう」で作られます。

胆汁のすごいところは、あぶらを細かくする力です。料理で使う洗剤せんざいのように、水に溶けにくいあぶらを小さな粒に変えてくれます。これによって、他の消化液が働きやすくなり、あぶらがスムーズに消化されるようになります。

実は、胆汁そのものには食べ物を分解する「消化酵素しょうかこうそ」は入っていません。あくまで「お手伝い役」として活躍かつやくしているのが、胆汁の面白い特徴です。

ルラスタコラム

うんちが茶色いのは、実は胆汁の色が関係しています。胆汁に含まれる成分が、おなかの中で変化して茶色くなるのです。もし胆汁がうまく出なくなると、うんちの色が白っぽくなってしまうこともあるんですよ。

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