まとめ
- 動脈と静脈をつなぐ、網目状に広がった非常に細い血管。
- 血管の壁が非常に薄く、周囲の細胞との間で酸素や栄養分、老廃物などの物質交換を行う。
- 肺胞のまわりや小腸の柔毛、全身の組織に分布し、生命維持に不可欠な役割を担う。
解説
毛細血管は、心臓から送り出された血液が通る動脈と、心臓へ戻る血液が通る静脈を結ぶ、非常に細い血管です。全身のあらゆる組織に網目のように張り巡らされており、その太さは赤血球がようやく1個通れるほどしかありません。最大の身体的特徴は、血管壁が一層の細胞(内皮細胞)だけでできている点にあります。この極めて薄い構造のおかげで、血液中の酸素や栄養分を細胞へ届け、逆に細胞から出た二酸化炭素や老廃物を回収するという「物質交換」がスムーズに行われます。
また、特定の器官においても重要な働きをしています。肺では、無数にある肺胞を毛細血管が網目状に取り囲み、呼吸によって取り込んだ酸素を血液に取り入れ、二酸化炭素を排出するガス交換を行います。小腸では、内壁にある「柔毛」の中に毛細血管が入り込んでおり、消化されたブドウ糖やアミノ酸などの栄養分を効率よく吸収して全身へと運びます。
毛細血管は、体の中に網目のように広がっている、とても細い血管のことです。動脈と静脈をつないでいて、体中の細胞に酸素や栄養を届ける大切な役目を持っています。
この血管の壁はとても薄いので、中を流れる血液とまわりの細胞の間で、体に必要なものと、いらなくなったゴミ(二酸化炭素や老廃物)を交換することができます。例えば、肺にある小さな袋「肺胞」のまわりでは、酸素を取り込んで二酸化炭素を出す仕事をしています。また、小腸にある「柔毛」という場所では、食べ物からとった栄養を吸収する働きもしています。
毛細血管をすべてつなげると、なんと地球2周半(約10万キロメートル)もの長さになると言われています。私たちの体のすみずみまで、この細い道が栄養を運んでくれているおかげで、元気に過ごすことができるのですね。
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