肺胞

肺胞

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 気管支の末端に位置する微細な袋状の構造であり、周囲を取り囲む毛細血管との間で酸素二酸化炭素ガス交換を行う呼吸器系の最小単位。
  • 成人の肺には数億個の肺胞が存在し、表面積を飛躍的に広げることで、限られたスペースで効率的な気体交換を可能にしている。
  • 肺胞内の空気と血液の間で、濃度差による拡散の原理を利用してガスの入れ替えを行う現象は「外呼吸」と呼ばれる。
肺胞呼吸器系ガス交換外呼吸毛細血管

解説

肺胞は、気管支が細かく枝分かれした最先端にある、直径0.1〜0.2ミリメートルほどの極めて薄い膜でできた袋状の組織です。成人の肺には約3億から5億個もの肺胞が存在しており、その総表面積はテニスコート約半分から一面分(約50〜100平方メートル)に相当します。このように表面積を大きくすることで、効率よく酸素を取り込み、二酸化炭素を排出できる仕組みとなっています。

肺胞の周囲には毛細血管が網目状に張り巡らされており、肺胞内の空気と血液の間でガスの入れ替えが行われます。酸素は濃度の高い肺胞内から血液中へ、二酸化炭素は血液中から肺胞内へと、濃度差による「拡散」の原理によって移動します。このプロセスは心臓のポンプ機能による血液循環と密接に連携しており、取り込まれた酸素は全身の細胞へと運ばれ、エネルギー生産に利用されます。

コラム

肺自体には筋肉がないため、自ら膨らんだり縮んだりすることはできません。呼吸運動は、肋骨の間にある筋肉(肋間筋)や横隔膜が動いて胸腔の容積を変化させることで、気圧差が生じて空気が入り込む仕組みになっています。また、肺胞でのガス交換によって得られた酸素は、赤血球に含まれるヘモグロビンと結合して全身の組織へと運ばれます。

小学生のみなさんへ

肺(はい)の中には、肺胞はいほうという小さなふくろがたくさんあります。鼻や口から吸った空気は、のどを通って枝分かれした細い管(気管支きかんし)の先にある、この小さなふくろにたどり着きます。

肺胞はいほうのまわりには、とても細い血管(毛細血管もうさいけっかん)が網目のようについています。ここで、体に必要な「酸素さんそ」を取り込み、いらなくなった「二酸化炭素にさんかたんそ」を外に出すという、空気の入れかえを行っています。

肺胞はいほうはとても小さくて数が多いのがとくちょうです。たくさんのふくろが集まることで、空気にふれる面積めんせきを広くしています。そうすることで、短い時間でたくさんの空気をいれかえることができるのです。

ルラスタコラム

肺胞はいほうを全部広げると、なんとテニスコートくらいの広さになります!私たちの体は、せまい場所でもたくさんの空気をいれかえられるように、とてもうまく作られているのですね。

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