静止衛星

静止衛星

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

解説

静止衛星は、地球の自転速度と衛星の公転速度を完全に一致させることで、地上に対して相対的に静止した状態を保っています。この特性を活かし、気象観測や通信、放送などの分野で広く利用されています。特に日本の気象観測を担う「ひまわり」は、日本列島周辺の気象状況を常に同じ角度から捉え続けています。

気象衛星から得られるデータは、季節ごとの典型的な気圧配置の把握に役立ちます。例えば、春の移動性高気圧梅雨時期の停滞前線、夏の南高北低、冬の西高東低といった気圧配置の変化をリアルタイムで監視できます。これにより、気圧配置が決定する風の向きや強さ、それに伴う各地の気象現象の因果関係を科学的に分析し、精度の高い天気予報を行うことが可能になります。

コラム

静止衛星が配置される赤道上空約36,000kmという高度は、地球の重力と衛星の公転による遠心力が釣り合い、かつ自転周期公転周期が一致する唯一の高さです。この軌道は「静止軌道」と呼ばれ、世界各国の衛星がひしめき合う非常に貴重な宇宙資源となっています。気象衛星以外にも、BS放送やCS放送などの放送衛星、通信衛星などがこの軌道を利用しています。

小学生のみなさんへ

空を見上げたとき、ずっと同じ場所にとまっているように見える人工衛星のことを静止衛星せいしえいせいといいます。本当は、地球が回るスピード(自転じてん)に合わせて、衛星も地球のまわりを同じ速さで回っています。だから、地面にいる私たちから見ると、まるで空の一点に止まっているように見えるのです。

一番有名なのは、天気予報で使われる雲の写真を撮っている「ひまわり」です。ひまわりは、日本の上空からずっと雲の動きを見守っています。春の移動性高気圧や、冬の西高東低といった、季節ごとの天気の変化を詳しく教えてくれる、とても大切な役割を持っています。

ルラスタコラム

静止衛星は、赤道の真上、約36,000kmという決まった高さのところを飛んでいます。これより低すぎても高すぎても、地球の回るスピードとぴったり合わせることができないため、この高さは「宇宙の特等席」とも呼ばれているんですよ。

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