一般小学生
まとめ
- 暖気と寒気の勢力がほぼ等しく、一定の場所に長く留まる前線のこと。
- 梅雨前線や秋雨前線が代表例であり、同じ地域に長期間の降水をもたらす。
- 天気図上では、温暖前線と寒冷前線の記号を交互に逆向きに並べて表記される。
解説
性質の異なる2つの気団(暖かい空気の塊と冷たい空気の塊)がぶつかり合った際、それぞれの押し合う力が拮抗していると、前線はほとんど動かなくなります。この状態を停滞前線と呼びます。日本では特に、初夏の「梅雨前線」や秋の「秋雨前線」として現れ、しとしととした雨が数日間から数週間にわたって降り続く原因となります。
停滞前線の付近では、暖かい空気が冷たい空気の上に這い上がるようにして上昇し、広い範囲に厚い雲が形成されます。そのため、前線が停滞している間は天候が回復しにくく、日照時間の減少や多雨による河川の増水などに注意が必要な時期でもあります。
コラム
気象衛星「ひまわり」の画像を見ると、停滞前線に沿って東西に長く伸びる雲の帯を確認することができます。また、梅雨前線は南の小笠原気団と北のオホーツク海気団の勢力争いによって形成されますが、最終的に小笠原気団の勢力が勝ると前線が北上し、日本列島は本格的な夏を迎えることになります。
小学生のみなさんへ
暖かい空気と冷たい空気がぶつかったとき、どちらの力も同じくらいで、動かずに止まってしまったものを「停滞前線」といいます。ふつうの前線は動いて天気を変えますが、この前線はずっと同じ場所に残るのがとくちょうです。
一番有名なのは、6月ごろの「つゆ」の時期にできる「梅雨前線」です。この前線ができると、何日も雨がふり続けます。また、秋にも同じような「秋雨前線」ができて、長い雨をふらせることがあります。
ルラスタコラム
天気図を見ると、停滞前線は赤色の丸(温暖前線)と青色の三角(寒冷前線)が、上下に交互にならんだ記号で書かれています。これは、暖かい空気と冷たい空気がお互いにゆずらず、おしくらまんじゅうをしている様子を表しているんですよ。
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