学習目安 | 小: A | 中: A | 高: B

アルコール温度計

アルコール温度計

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

解説

アルコール温度計は、ガラス管の底にある「液だめ」に満たされた液体体積変化を利用している。温度が上がると液体が膨張して細い管(毛細管)の中を上昇し、温度が下がると収縮して下降する。この液面の高さを目盛りと照らし合わせることで温度を特定する。

使用される液体は、かつてはエタノールが主流であったが、現在は揮発しにくい灯油(白灯油)に着色したものが多く使われている。本来これらの液体は無色透明だが、視認性を高めるために赤色や青色に染められている。測定の際は、液面の先端(メニスカス)を真横から水平な目線で読み取ることが重要であり、斜めから見ると「視差」による誤差が生じるため注意が必要である。

気象観測においては、1日の平均気温を算出するために午前9時に測定を行う習慣がある。また、測定範囲は液体の沸点に依存するため、エタノール製の場合は約78℃を超える高温の測定には適さない。

コラム

温度の単位には、日本で一般的に使われる「摂氏(℃)」のほかに、欧米などで使われる「華氏(℉)」がある。これらを変換する際は「(℃) × 1.8 + 32 = (℉)」という計算式が用いられる。

また、アルコール温度計で得られた気温データは、空気中の水蒸気量や「露点(結露が始まる温度)」の特定にも活用される。これにより、飽和水蒸気量に基づいた湿度の算出が可能となり、気象現象予測に役立てられている。

小学生のみなさんへ

アルコール温度計は、中に入っている液体が、あたたかくなるとふくらみ、つめたくなるとちぢむ性質を利用して温度をはかる道具です。赤い色がつけられた灯油とうゆなどが使われていて、理科の実験や気温をはかる時によく使われます。

正しい使い方のコツは、目盛りを読み取る時に、液面の高さと目を垂直すいちょく(真横)に合わせることです。ななめから見ると、正しい数字が読み取れません。また、一番小さな目盛りの10分の1まで、目分量で読み取るのがルールです。

温度には「摂氏せっし(℃)」という単位が使われますが、世界には「華氏かし(℉)」という別の単位を使っている国もあります。温度計は、私たちの生活や天気の変化を知るために、とても大切な道具なのです。

ルラスタコラム

温度計の中の液体が赤いのはなぜでしょう?それは、透明なままだとどこまで液があるのか見えにくいからです。わざと目立つ色をつけることで、パッと見てすぐに温度がわかるように工夫されているんですよ。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…