まとめ
- 東経180度より東の太平洋や大西洋で発生した、最大風速が約33m/s(64ノット)以上の強い熱帯低気圧の呼称。
- 発生する海域によって呼び名が異なり、日本付近では「台風」、インド洋や南太平洋などでは「サイクロン」と呼ばれる。
- 進行方向の右側は移動速度と風速が重なり風が強まる「危険半円」となり、進路図では予報円や暴風域などの記号で状況が示される。
解説
熱帯低気圧は、暖かい海面から蒸発した水蒸気が凝結する際に放出する熱をエネルギー源として発達します。このうち、北大西洋や北東太平洋(東経180度より東側)で発生し、最大風速が約33m/s以上に達したものを「ハリケーン」と呼びます。気象学的な構造は日本の台風と同じですが、国際的な基準により発生場所で名称が区別されています。
ハリケーンや台風の大きな特徴として、進行方向の右側で風速が強くなることが挙げられます。これは、低気圧自身の反時計回りの吹き込み風に、低気圧が移動する速度が加算されるためです。この領域は「危険半円」と呼ばれ、逆に左側は風が打ち消し合うため「可航半円」と呼ばれます。上陸時には右側の地域でより甚大な被害が出る傾向があるため、進路予測の確認が不可欠です。
ハリケーンは、アメリカの近くの海などで発生する、とても強い風と雨をともなう空気のうずのことです。日本にやってくる「台風」と同じ仲間ですが、生まれた場所によって名前がちがいます。東経180度という線をさかいにして、東側で生まれたものをハリケーン、西側(日本の方)で生まれたものを台風と呼びます。
ハリケーンや台風が進むとき、進んでいる方向の右側は、うずの風と進むスピードが合わさって、左側よりも風がとても強くなります。天気予報の図では、これから進むかもしれない場所を白い円で表したり、風が強い場所を赤い円や黄色い円で表したりして、みんなに注意を呼びかけています。
ハリケーンの名前は、あらかじめ決められたリストの中から順番につけられます。昔は女性の名前だけが使われていましたが、今は男性の名前も使われるようになっています。大きな被害が出たハリケーンの名前は、二度と思い出さないようにリストから消されることもあるんですよ。
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