学習目安 | 小: A | 中: A | 高: B

液面

一般小学生

まとめ

液面
容器内にある液体の表面
  • メスシリンダー等での計量時は、液面の中央部を基準とする
  • 液体と容器の相互作用により、縁の部分が盛り上がる「メニスカス」が生じる
  • 正確な測定には、液面と同じ高さに視線を合わせる必要がある

解説

液体を容器に入れた際、液体の表面は完全に水平ではなく、容器の壁面付近でわずかに曲がります。これは、液体分子同士が引き合う力(凝集力)と、液体分子が容器の壁に引き寄せられる力(付着力)のバランスによって生じる現象で、この曲面を「メニスカス」と呼びます。

一般的な水などの液体では、壁面付近が吸い寄せられて盛り上がるため、中央が凹んだ形になります。この場合、体積を測定する際は「凹んだ部分の最下端」を読み取ります。一方、水銀のように凝集力が非常に強い液体では、中央が盛り上がった凸型になります。この場合は「盛り上がった部分の最上端」を読み取ります。

液体の種類 メニスカスの形状 読み取る位置
水・アルコール 凹型(中央が低い) 中央の最下端
水銀 凸型(中央が高い) 中央の最上端
コラム

液面を読み取る際に最も注意すべき点は「視差(パララックス)」です。液面に対して斜め上や斜め下から目盛りを見ると、実際の液面の位置とは異なる目盛りを指しているように見えてしまい、大きな測定誤差の原因となります。必ず液面と同じ高さまで腰を落としたり、容器を持ち上げたりして、視線を水平に保つことが科学実験の鉄則です。

また、メスシリンダーなどのガラス器具は、液面が特定の形状になることを前提に目盛りが刻まれているため、正しい位置を読み取らないと正確な体積は得られません。

小学生のみなさんへ

理科の実験で、メスシリンダーなどを使って水の量をはかるとき、水の表面をよく見たことはありますか?実は、水の表面はまっ平らではなく、はしっこの方が少しだけもり上がっています。この液体の表面のことを「液面えきめん」といいます。

水を正確せいかくにはかるためには、はしっこのもり上がったところではなく、真ん中のいちばん低くなっている平らな部分を読み取らなければなりません。このとき、目線を液面えきめんと同じ高さに合わせることがとても大切です。上から見おろしたり、下から見上げたりすると、正しいメモリが読めなくなってしまうからです。

ルラスタコラム

宇宙ステーションのような重力むじゅうりょくの場所では、液面えきめんはどうなるでしょうか?重力がないため、液体は丸い玉のような形になって浮き上がります。地球の上では重力があるからこそ、容器の中で「液面」ができるのですね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 メスシリンダーで水の体積をはかるとき、液面のどの部分の目盛りを読み取りますか。
液面の中央にある、最も低くなっている部分(凹部)の目盛りを読み取ります。
【応用】 水をガラス容器に入れたとき、液面の端が少し盛り上がるのはなぜですか。
液体分子が容器の壁に引き寄せられる力(付着力)が、液体分子同士が引き合う力(凝集力)よりも強いため、壁に沿って液体が吸い寄せられるからです。
【実践】 液面の目盛りを読み取るとき、視線の高さが液面より高い位置にあると、測定値は実際よりもどうなりますか。
実際よりも大きな値(高い数値)として読み取られてしまいます。これを防ぐため、視線は必ず液面と水平にする必要があります。

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