液体温度計

一般小学生

まとめ

解説

液体温度計の仕組みは、温度上昇に伴って液体の体積が増加する現象に基づいています。一般的に、物質は加熱されると粒子運動が激しくなり、体積が膨張します。この膨張率が一定であることを利用して目盛りが作られています。温度計を測定対象に接触させると、高温側から低温側へ熱エネルギーが移動します。例えば、熱い湯に温度計を浸すと、湯から温度計の液体へと熱が伝わり、液体の体積が増加します。最終的に湯と温度計の温度が等しくなる「熱平衡」の状態に達したとき、液面が指し示す目盛りがその物体の温度となります。

実験においては、これらの熱移動体積変化の計算を通じて、物質の特性を解析することが求められます。物質ごとに熱の伝えやすさは異なり、また混合後の水温算出などの熱交換の問題では、この熱移動の原則を正しく理解しておく必要があります。

コラム

液体だけでなく、気体においても温度変化に伴う体積変化は顕著です。一定の圧力下では、気体の体積は温度に比例して増加します。理科の演習問題では、0℃のときの空気の体積をもとに、特定の温度(例えば300℃)になったときの体積を計算するような問題も頻出です。

また、温度計に適した液体の条件として、温度変化に対して体積が一定の割合で変化すること、測定したい温度範囲で液体状態を保っていること(凝固点沸点が適切であること)などが挙げられます。用途に応じて、アルコール温度計や水銀温度計が使い分けられています。

小学生のみなさんへ

液体えきたい温度計は、中に入っている液体の「かさ(体積たいせき)」が、温度によって変わる性質せいしつを利用して温度をはかる道具です。

ほとんどの物は、あたたまるとふくらんで大きくなり、冷えるとちぢんで小さくなるという性質せいしつを持っています。温度計の中にある赤い液などは、温度が上がるとふくらんで細い管の中を上がっていきます。この動きに合わせて目盛りをつけることで、今の温度が何度なのかがわかるようになっています。

熱は、高いところから低いところへ流れる性質せいしつがあります。お風呂に冷たい水を入れると、お湯の熱が水にうつって、ちょうどよい温度になりますよね。温度計も同じで、はかりたいものに温度計をつけると、熱がうつり合って同じ温度になります。そのときの液の高さを見て、温度を読み取っているのです。

ルラスタコラム

温度計の中に入っている赤い液体は、実は「灯油とうゆ」に色がつけられたものが多いんだよ。昔は「水銀すいぎん」という銀色の液体もよく使われていたけれど、今は安全のためにアルコールや灯油とうゆを使ったものが主流しゅりゅうになっています。理科の実験で使うときは、落として割らないように大切に扱おうね!

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