一般小学生
まとめ
- 受精卵が細胞分裂を開始し、個体としての形態や機能が整って自立した生活(孵化や出生)を始めるまでの段階にある個体のこと。
- 動物においては受精卵から孵化に至るまでの過程を指し、植物においては種子の中に含まれる将来の植物体(幼芽や幼根、子葉など)になる部分を指す。
- メダカなどの魚類では、受精卵の中で頭部や心臓が形成され、血管が通り血液が循環し始める状態を指す。
解説
生物が受精してから親と同じような体つきになるまでの過程を「発生」と呼びます。メダカの場合、水温の上昇と日照時間の増加が産卵の引き金となり、受精が行われます。受精卵の中では「卵割」と呼ばれる細胞分裂が繰り返され、徐々に頭、腹、尾といった体の各部位が形作られていきます。この、将来のメダカの体になる部分が「胚」です。
胚の成長過程では、顕微鏡を通して心臓が拍動し、血管の中を血液が流れる様子をリアルタイムで観察することが可能です。また、植物の種子においても、発芽して茎や根になる部分は胚と呼ばれ、生命の設計図が凝縮された重要な段階といえます。
小学生のみなさんへ
メダカなどの動物が、卵の中で育って、赤ちゃんとして生まれてくるまでの間のすがたを胚といいます。受精した卵の中で、細胞がどんどん分かれていき、目や心臓、しっぽなどが作られていく部分のことです。
メダカの卵を顕微鏡でのぞいてみると、胚の中で心臓がドクドク動いたり、血が流れたりする様子を見ることができます。このように、生き物が親と同じような体になっていくことを「発生」と呼びます。
また、植物の種の中にも、将来、芽や根っこになる胚が入っています。動物も植物も、命がはじまる大切な時期のことを胚と呼ぶのです。
ルラスタコラム
みなさんは、イクラやタラコなどの「魚のたまご」を食べたことがありますか?これらは、もし受精して育っていたら、メダカと同じように胚になって魚の赤ちゃんが生まれていたはずのものです。私たちが食べている食べ物の中にも、たくさんの命のもとがかくれているのですね。
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