ふ化

ふ化

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 卵の中で十分に成長した個体が、卵の殻を破って外の世界に出てくること。
  • 昆虫や魚類などの発生過程において、個体が活動を開始する重要な段階を指す。
  • ふ化のタイミングは、周囲の気温水温の合計である「積算温度」に強く依存する。

解説

ふ化とは、卵の中で胚が十分に発達し、自力で殻を破って外へ出る現象です。昆虫の場合、ふ化して出てきた個体は「幼虫」と呼ばれ、脱皮を繰り返しながら成長していきます。例えばモンシロチョウは、春の訪れとともに卵からふ化し、キャベツなどの葉を食べて成長するサイクルを持っています。

魚類のメダカにおいても、ふ化は環境条件に左右されます。メダカの卵がふ化するためには、一定の「積算温度」が必要です。積算温度とは、日々の平均水温を合計したもので、メダカの場合は約250℃(例:水温25℃なら10日間)に達するとふ化が始まります。ふ化直後の仔魚(しぎょ)は、腹部にある「卵黄(さいのう)」の養分吸収して数日間生存し、その後自力で餌を摂るようになります。

コラム

積算温度の考え方は、農業や園芸でも広く応用されています。例えば、スイカの収穫時期を予測する際、開花からの積算温度が1000℃を目安にする場合があります。平均気温が25℃であれば、1000÷25=40日後が収穫の適期と判断できます。このように、生物の成長スピードや世代交代の周期は、環境の熱エネルギー量と密接に関係しています。

小学生のみなさんへ

ふ化とは、たまごの中で育った赤ちゃんが、からを破って外に出てくることです。昆虫こんちゅうや魚など、たまごで生まれる生き物にとって、新しい生活が始まる大切な瞬間しゅんかんです。

メダカを例に見ると、たまごがいつ生まれるかは水の温度が関係しています。水の温度が高いと早く育ち、低いと時間がかかります。メダカのたまごがふ化するには、毎日の水の温度を足していって、合計がだいたい250度になる必要があると言われています。例えば、水の温度が25度なら、10日くらいで赤ちゃんが生まれる計算になります。

生まれたばかりのメダカの赤ちゃんは、おなかに栄養えいようの入ったふくろを持っています。しばらくはそこにある栄養えいようを使って育つので、すぐにエサを食べなくても大丈夫な仕組みになっています。

ルラスタコラム

みなさんは、ふだん食べているニワトリのたまごが「ふ化」しないのはなぜか知っていますか?実は、スーパーで売られているたまごの多くは「無精卵」といって、温めてもヒナにならないたまごなのです。命が誕生するには、オスとメスの力が合わさった「受精」が必要なんですね。

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