後産(あとざん)

一般小学生

まとめ

  • 胎児の出生後、子宮収縮によって役割を終えた胎盤や胎膜が体外へ排出される現象。
  • 分娩の第3期(後産期)にあたり、出産の締めくくりとなる重要なプロセス。
  • 胎盤の完全な排出は、産後の母体の回復や異常出血の防止において医学的に極めて重要である。

解説

分娩の過程は、子宮口が全開大するまでの「第1期(開口期)」、胎児が誕生する「第2期(娩出期)」、そして胎児の出生後に胎盤などが排出される「第3期(後産期)」の3段階に分けられます。後産は、この最終段階を指します。

胎児が誕生した後も子宮は収縮を続けます。この収縮によって、それまで子宮壁に密着していた胎盤が剥がれ落ち、数分から数十分かけて体外へ押し出されます。胎盤が排出された後も子宮の収縮は続き、これが血管を圧迫して止血を助ける役割を果たします。この時期の収縮に伴う痛みは「後陣痛」と呼ばれます。

コラム

胎盤は、母体から胎児へ酸素養分を送り、老廃物を受け取る重要な臓器です。出生と同時に胎児は自力での肺呼吸を開始するため、胎盤はその役割を終えます。医療現場では、排出された胎盤に欠損がないか(子宮内に残っていないか)を厳重に確認します。これは、胎盤の一部が体内に残ると、子宮の収縮が妨げられて大出血(弛緩出血)を引き起こす危険があるためです。

小学生のみなさんへ

赤ちゃんがお母さんのおなかから生まれた後、しばらくすると「胎盤たいばん」というものが出てきます。これを「後産」といいます。

胎盤たいばんは、赤ちゃんがおなかの中にいる間、お母さんから栄養や酸素をもらうための大切な役割をしていました。赤ちゃんが外に出てくると、その役割が終わるため、お母さんの体から自然とはがれて外に出てくるのです。

後産が終わることで、お母さんの体は少しずつ元に戻る準備を始めます。命が誕生するための、最後の仕上げのような大切な時間です。

ルラスタコラム

野生の動物の中には、産んだ後の胎盤を食べてしまうものがいます。これは、血のにおいで敵に見つからないようにするためや、栄養を補給するためだといわれています。

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