細胞分裂

細胞分裂

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 1つの細胞が2つ以上に分かれる現象であり、生物の成長や生殖、組織の修復において根幹をなす過程です。
  • 受精卵子宮へ移動する間に細胞の数が2つ、4つと増えていく初期段階の分裂は、特に「卵割」と呼ばれます。
  • 細胞核内の染色体が複製・分配されることで、新しい細胞へ遺伝情報が正確に受け継がれます。

解説

細胞分裂は、生命を維持し次世代へつなぐための最も基本的な生命現象です。分裂には、体の組織を作る際に行われる「体細胞分裂」と、精子や卵などの生殖細胞を作る際に行われる「減数分裂」の2種類があります。分裂の過程では、細胞核の中にある遺伝情報を保持した染色体が複製され、それぞれの新しい細胞へと均等に分配されます。

ヒトの誕生においては、卵管受精した受精卵が、子宮へと運ばれる過程で激しい細胞分裂を繰り返します。この初期の分裂は「卵割」と呼ばれ、細胞一つ一つの大きさは小さくなりながら、数だけが倍々に増えていくのが特徴です。受精から約1週間かけて細胞分裂を続けながら子宮に到達し、子宮内膜に入り込む「着床」によって、本格的な胎児としての成長が始まります。

コラム

生物のふえ方には、おすとめすが関わらない「無性生殖」と、精子と卵が合体する「有性生殖」があります。アメーバなどの単細胞生物は、細胞分裂そのものが個体を増やす無性生殖にあたります。一方、有性生殖を行う動物は、生息環境に応じて体外受精体内受精を選択し、卵生胎生といった多様な形態で子孫を残します。

小学生のみなさんへ

わたしたちの体や、いろいろな生き物の体は、小さな「細胞(さいぼう)」が集まってできています。この細胞が1つから2つに分かれることを「細胞分裂さいぼうぶんれつ」といいます。生き物が大きくなったり、ケガをした場所がなおったりするのは、この細胞分裂さいぼうぶんれつによって細胞の数が増えるからです。

人間の場合、お母さんの体の中で赤ちゃんが育つときも、この細胞分裂さいぼうぶんれつがとても大切な役割やくわりをします。卵子と精子が出会ってできた「受精卵じゅせいらん」は、卵管らんかんを通って子宮に向かって運ばれる間に、2つ、4つ、8つ……と、どんどん数を増やしていきます。約1週間かけて細胞分裂さいぼうぶんれつをくり返しながら子宮にたどり着き、そこでしっかりと根をはる「着床ちゃくしょう」をすることで、赤ちゃんとして成長していく準備じゅんびが整うのです。

ルラスタコラム

細胞は、ただ大きくなるのではなく、なぜ「分かれる」のでしょうか?実は、細胞が大きくなりすぎると、外から栄養えいようを取りこんだり、いらなくなったものを出したりするのが大変になってしまいます。ちょうどいい大きさを保ちながら数を増やすことで、効率こうりつよく生きていくことができるのです。

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