水温

一般小学生

まとめ

水温
水の温度を指し、水生生物の生理活性や化学反応の速度、および気体の溶解度を決定する重要な物理量

解説

水温は理科の観察や実験において最も基本的な測定項目の一つです。特に生物の発生において重要な役割を果たし、例えばメダカの卵がふ化するまでの日数は、日ごとの平均水温を合計した「積算温度」によって決まります。ふ化に必要な積算温度は約250度(℃・日)であり、水温が25℃であれば約10日でふ化に至ります。水温が高くなると生物の代謝や化学反応は促進されますが、一方で水中に溶け込める気体の量(溶解度)は減少するため、高温時には溶存酸素不足に注意が必要です。

測定の際は、水温計の液だめを水中に完全に入れ、目盛り液面の高さに合わせて水平に読み取ることが基本です。また、メダカの飼育においては、産卵行動(オスがメスを抱きかかえるようにして放精・産卵する)の観察や、産み落とされた卵を親が食べてしまわないよう穴あきケースに隔離するといった管理も、水温管理と並んで重要です。

コラム

温度の単位には、日本で一般的に使われる摂氏(℃)のほかに、欧米などで使われる華氏(℉)があります。これらは「(℃) × 1.8 + 32 = (℉)」という式で変換可能です。また、気象分野では水温や気温露点の関係から湿度を算出する手順があり、これらは飽和水蒸気量の変化に基づいています。メダカの雌雄判別では、背びれの切れ込み(オスにある)や尻びれの形(オスは平行四辺形に近い)といった特徴を確認します。

小学生のみなさんへ

水温とは、水の温度のことです。メダカなどの生き物にとって、水温はとても大切です。たとえば、メダカのたまごがふ化(赤ちゃんが生まれること)する時期は、毎日の水温を合計した「積算温度せきさんおんど」で決まります。合計が約250度になるとたまごがかえるので、水温が25度なら10日、20度なら12日から13日くらいかかります。

水温をはかるときは、温度計の先をしっかり水の中に入れましょう。目盛りを読むときは、液の高さに目を合わせて、まっすぐ横から見ることが大切です。水温が高くなりすぎると、水の中に溶けている酸素さんそが少なくなってメダカが苦しくなってしまうこともあるので、夏場は特に気をつけてあげましょう。

ルラスタコラム

水はふしぎな性質せいしつを持っていて、4度のときが一番重くなります。そのため、寒い冬に池の表面がこおっても、底の方は4度くらいの水がたまるので、魚たちはこおらずに冬をこすことができるのです。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 メダカの卵がふ化するまでの日数を決める、日ごとの平均水温を合計した値を何というか
積算温度
【応用】 水温が高くなると、水の中に溶けている酸素の量はどのように変化するか
水温が高くなると、水の中に溶け込める酸素の量は減少する
【実践】 水温計を使って水温を測定する際、正確な値を読み取るための注意点を2つ答えなさい
液だめを水中に完全に入れることと、目盛りを液面の高さに合わせて水平に読み取ること

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