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胚

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 将来成長して、根・茎・葉という植物の本体になる未分化の組織のこと。
  • 受精卵細胞分裂を繰り返すことで形成され、次世代の個体となる重要な部分。
  • 植物の種子においては、幼芽胚軸幼根子葉の各部位で構成されている。

解説

胚は、植物や動物が成長して完全な体になるための「もと」となる部分です。植物の種子の中では、将来葉になる「幼芽(ようが)」、茎になる「胚軸(はいじく)」、根になる「幼根(ようこん)」、そして最初に開く葉である「子葉(しよう)」がすでに形作られています。

種子は、発芽に必要な養分をどこに蓄えるかによって大きく2つのタイプに分けられます。胚の周りにある「胚乳(はいにゅう)」に養分を蓄えるタイプ(有胚乳種子イネ、トウモロコシ、カキなど)と、胚の一部である「子葉」に養分を蓄えるタイプ(無胚乳種子インゲンマメアブラナなど)です。いずれの場合も、水・空気酸素)・適当な温度の3条件が揃うことで、胚の成長が始まり発芽に至ります。

コラム

「胚」という言葉は植物だけでなく、動物に対しても使われます。脊椎動物などの多細胞動物において、受精卵が分裂を開始してから、自分で食べ物を摂り始める(あるいは孵化や出産に至る)までの初期段階の個体を指します。植物と同様に、将来の体の各器官へと分化していく重要な過程です。

小学生のみなさんへ

植物の種の中にある、将来、くき、葉になる大切な部分をはいといいます。いわば「植物の赤ちゃん」のようなものです。種が芽を出すとき、このはいが成長して、わたしたちがよく見る植物の姿すがたになっていきます。

種の中には、赤ちゃんが育つための栄養えいようもつまっています。栄養えいようを「胚乳はいにゅう」という場所にたくわえている植物(イネやトウモロコシなど)もあれば、「子葉しよう」という場所にたくわえている植物(インゲンマメなど)もあります。水と空気、そしてちょうどよい温度がそろうとはい栄養えいようを使って成長を始めます。

ルラスタコラム

動物も、お母さんのおなかの中やたまごの中で育っている初期の姿を「はい」と呼びます。植物も動物も、命の始まりは同じ名前で呼ばれるなんて、なんだか不思議ですね。

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