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さし芽

さし芽

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

さし芽
植物の茎や芽の一部を切り取り、土や砂に挿して発根させることで新しい個体を増やす栄養生殖の一種
  • 親植物と全く同じ遺伝形質を持つ個体(クローン)を効率的に増やせる
  • 切り取られた「挿し穂」の切り口から「不定根」が生じることで定着する
  • サツマイモや園芸植物(キク、アジサイ等)の繁殖に広く利用される

解説

さし芽は、植物の再生能力を利用した無性生殖(栄養生殖)の代表的な手法です。切り取った茎や芽(挿し穂)を適切な湿度温度の土壌に置くと、切り口付近から本来の根とは異なる場所から生じる「不定根」が発達し、独立した個体となります。

この方法の最大の特徴は、受粉を介さないため、親植物の優れた形質をそのまま受け継いだクローンを作成できる点にあります。種子から育てる場合に比べて、成長が早く、品質が安定するというメリットがあります。

項目 さし芽(栄養生殖) 種子による繁殖(有性生殖
遺伝的特徴 親と全く同じ(クローン) 親とは異なる組み合わせになる
成長スピード 比較的早い 発芽から始まるため時間がかかる
主な目的 優良品種の維持・固定 多様性の確保・新種の開発
コラム

植物にはそれぞれ「発芽適温」があるように、さし芽による発根にも適切な温度管理が不可欠です。また、芽生えの形態も植物によって異なります。双子葉類では子葉が地上に現れるものが多いですが、単子葉類や一部の双子葉類では地中に残るものもあります。さし芽を行う際は、これらの植物ごとの生理的特徴を理解し、蒸散を抑えるために葉を半分に切るなどの工夫が行われることもあります。

小学生のみなさんへ

さし芽とは、植物の茎や芽を切り取って、土にさして新しい植物を育てる方法のことです。ふつう、植物は種から育ちますが、さし芽は体の一部から新しい体を作る「栄養生殖えいようせいしょく」という増やし方です。

この方法で育てると、もとの植物とまったく同じ性質せいしつを持った植物を増やすことができます。サツマイモを育てるときに、つるを切り取って畑に植えるのも、このさし芽の仲間です。アジサイやキクなどの花でもよく使われる方法ですよ。

ルラスタコラム

さし芽をするときは、葉っぱから水分が逃げすぎないように、大きな葉を半分に切ることがあります。植物が根っこを出す前にしおれないようにするための、昔からの知恵なんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 さし芽によって増やされた新しい個体は、親となる植物と比べて遺伝的にどのような特徴を持っていますか
親植物と全く同じ遺伝形質を持っています(クローン)
【応用】 種子から育てる方法と比較して、さし芽で植物を増やすことの農業上の利点は何ですか
親の優れた品質をそのまま維持できることや、種子から育てるよりも収穫までの期間を短縮できる点です
【実践】 さし芽をした際、切り口から新しく生えてくる根のことを何と呼びますか。また、なぜこの根が必要なのですか
不定根。切り離された茎や芽が自ら水分や養分を吸収し、独立した個体として成長するために必要です

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