レキ岩(礫岩)

一般小学生

まとめ

  • 粒の直径が2mm以上の礫(小石)が、砂や泥とともに堆積し、長い年月をかけて固まった堆積岩の一種。
  • 流水による運搬過程で石同士が摩耗し、含まれる礫が丸みを帯びていることが最大の特徴。
  • 地層の中にレキ岩が存在することは、その場所がかつて河口付近や海岸などの浅い堆積環境であったことを示す。
堆積岩砕屑岩地層

解説

レキ岩は、既存の岩石が風化・侵食されてできた砕屑物が積み重なって形成される「砕屑岩」に分類されます。堆積岩は構成する粒子の大きさによって定義が分かれており、直径2mm以上のものをレキ岩、2mmから1/16mmのものを砂岩、それ以下の微細なものを泥岩(シルト岩や頁岩を含む)と呼びます。

レキ岩に含まれる礫が丸みを帯びているのは、岩石の破片が川の上流から下流へと運ばれる際、流水のエネルギーによって石同士が衝突したり、川底と摩擦を起こしたりして角が削り取られるためです。これに対し、運搬距離が短く、角が尖ったままの状態で固まったものは「角礫岩(かくれきがん)」と呼ばれ、成因や堆積環境の違いを判断する重要な指標となります。

コラム

堆積岩には、レキ岩のような砕屑岩のほかに、生物の遺骸が堆積した石灰岩やチャート火山灰が固まった凝灰岩などがあります。これらの岩石が地殻変動などによって地下深くへ運ばれ、高温や高圧にさらされると、組織が再結晶化して「変成岩」へと変化します。例えば、石灰岩が変成作用を受けると大理石結晶質石灰岩)になり、泥岩などが変化すると粘板岩(スレート)になります。レキ岩の層を観察することは、その地域の過去の堆積環境だけでなく、その後の地質学的な変遷を理解する手がかりとなります。

小学生のみなさんへ

礫岩れきがん(レキ岩)は、小さな石(レキ)がすなやどろといっしょに固まってできた岩石です。もともとは大きな岩がボロボロにくだけてできた石が、長い年月をかけてぎゅっと押し固められたものです。

レキ岩の中に入っている石を見ると、どれも角がとれて丸くなっているのが特徴とくちょうです。これは、川の水に流されている間に、石どうしがぶつかったり、川の底でこすれたりして、角がけずられたからです。そのため、レキ岩がある場所は、むかし大きな川の出口や、海岸の近くなど、水の流れがあった場所だということがわかります。

ルラスタコラム

レキ岩とよくにた岩石に「角レキ岩(かくれきがん)」というものがあります。これは、石の角がとがったまま固まった岩石です。石が川に流されるきょりが短かったり、がけくずれなどで急にたまったりしたときにできあがります。石の形を見るだけで、その場所のむかしの様子がわかるのは、まるでタイムマシンのようですね!

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