沈降

一般小学生

まとめ

  • 地殻変動などによって、土地が海面に対して相対的に低くなる現象。
  • 沈降によって陸地が海に沈むと、リアス海岸などの複雑な地形が形成される。
  • 地層の重なり方(不整合)や堆積物の変化を読み解く重要な手がかりとなる。
地学地殻変動地形地層

解説

沈降とは、地球内部のエネルギーによる地殻変動によって、広範囲にわたって土地が沈み込む現象を指します。沈降が起こると、かつて陸地であった場所が海水に浸かり、再び海底となります。この過程で、山地の谷に海水が入り込むことで「リアス海岸」や「溺れ谷」といった特徴的な地形が生まれます。

地層の形成においても沈降は重要な役割を果たします。海底で堆積した地層が隆起して陸地となり、侵食を受けた後に再び沈降して新しい地層が重なると、上下の地層の間に時間的な断絶がある「不整合」が生じます。また、沈降による海面の相対的な上昇は、堆積する粒の大きさ(れき・砂・泥)の変化として地層に記録されます。地層に左右からの大きな力が加わると「しゅう曲」が、さらに強い力で地層が壊れると「断層」が生じることもあります。

コラム

沈降と対照的な現象に「隆起」があります。これらが繰り返されることで、地球の表面は絶えず変化しています。なお、地下水の汲み上げなどで局所的に地表が下がる「地盤沈下」は、大規模な地殻変動である沈降とは区別されるのが一般的です。また、火山灰の堆積場所などは上空の偏西風の影響を受けるため、沈降による海面変化と合わせて当時の環境を推測する材料となります。

小学生のみなさんへ

沈降ちんこう」とは、大地に大きな力がはたらいて、地面がしずみこむことです。地面がしずむと、もともと陸だった場所が海の下になってしまうことがあります。

地面がしずんで海の水が入りこむと、ギザギザした形の海岸(リアス海岸)ができることがあります。また、地面がしずんだり、逆に盛り上がったり(隆起りゅうきといいます)することで、海にたまるすなどろの様子が変わり、しま模様の「地層ちそう」が作られていきます。

ルラスタコラム

地層をよく見ると、下から「れき・砂・どろ」の順番で重なっていることがあります。これは、大昔に地面がしずんで海が深くなっていった証拠しょうこかもしれません。地面の動きは、大昔の地球の様子を教えてくれるタイムマシンのようなものですね。

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