かぎ層

一般小学生

まとめ

  • 離れた場所にある地層同士を比較し、それらが形成された時代を特定するための目印となる、特徴的な地層のこと。
  • 火山灰の層(凝灰岩)や特定の化石を含む層など、広範囲に短期間で堆積し、他と容易に区別できる特徴を持つ。
  • ボーリング調査で得られた地質柱状図を比較する際の基準となり、地層の広がりや傾きを推定する「地層の対比」に用いられる。
地学地層火山凝灰岩地層の対比

解説

地層は通常、下にあるものほど古く、上にあるものほど新しいという「地層累重の法則」に従う。しかし、離れた地点にある二つの地層が同じ時期に堆積したかどうかを判断するのは容易ではない。そこで利用されるのが「かぎ層」である。

かぎ層として最も代表的なものは火山灰の層(凝灰岩層)である。大規模な火山噴火による火山灰は、短期間のうちに広範囲に降り積もるため、離れた場所でも同一時期の層として特定しやすい。また、特定の示準化石が密集して含まれる層も、その時代を特定する強力な手がかりとなる。これらを目印にして地層を比較することを「地層の対比」と呼び、大地の成り立ちを解明する上で不可欠な手法である。

コラム

ボーリング調査の結果を用いた地質柱状図の分析では、かぎ層の標高を比較することで地層の傾きを算出できる。例えば、複数の地点でかぎ層の深さを確認し、水平距離と深さの変化から「東に100m進むごとに10m深くなる」といった規則性を導き出す。これにより、地表からは見えない地下の構造や、断層による地層のずれを正確に把握することが可能になる。

小学生のみなさんへ

はなれた場所にある地層ちそうが、同じ時期にできたものかどうかを見分けるための「目印」になる層のことを「かぎ層」といいます。

一番よく使われるのは、火山の噴火ふんかで飛んできた火山灰かざんばいが積もってできた層です。火山灰は広い範囲はんいに一気に降り積もるので、はなれた場所でも「この層は同じ時のものだ!」とすぐに見つけることができます。

この目印を使うことで、地面の下で地層がどのように重なっているかや、どちらの方向にかたむいているかを調べることができます。

ルラスタコラム

火山灰の中には、キラキラしたガラスの粒や、特別な色の鉱物こうぶつが含まれていることがあります。これを顕微鏡けんびきょうで見ると、どの火山がいつ噴火したものかまでわかるんですよ。

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