海成層

一般小学生

まとめ

  • 海の底に土砂生物の死骸が堆積し、長い年月を経て押し固められて形成された地層
  • かつてその場所が海であったことを示す重要な証拠となり、広範囲に連続する特徴を持つ。
  • 堆積環境が安定しているため、陸成層に比べて地層の広がりを追跡しやすい。
海成層堆積岩示相化石地層

解説

海成層は、河川によって海へ運ばれた礫・砂・泥のほか、プランクトンや貝類、サンゴなどの海洋生物の遺骸が海底に降り積もることで形成されます。流水が運ぶ土砂は、粒が大きく重いものほど先に沈降し、粒が小さく軽いものほど遠くまで運ばれるため、海岸からの距離水深に応じて異なる層が形成されます。

これらの堆積物は、自重や地殻変動による圧力で長い時間をかけて圧縮され、泥岩、砂岩礫岩、あるいは石灰岩やチャートといった堆積岩となります。海成層を特定する最大の鍵は地層に含まれる化石であり、サンゴやホタテガイなどの化石が発見されれば、その場所が堆積当時に海であったと判断できます。岩石の種類や粒子の細かさを分析することで、当時の水深や海岸線からの距離を推定することが可能です。

コラム

地層の形成プロセスを理解する実験として、コップに水と土砂を入れてかき混ぜた後に放置する方法があります。この際、土砂が粒の大きさごとに分かれて層を作る様子が観察できますが、これは実際の海底で起きている分級作用を再現したものです。

また、海成層は陸成層(湖や川、火山などでできた地層)と比較して、堆積環境の変化が緩やかであるため、広域にわたって鍵層(特定の火山灰層など)が見つかりやすく、地層の対比を行う上で非常に重要な役割を果たします。

小学生のみなさんへ

海成層かいせいそうとは、海の底にすなどろ生き物の死がいなどがたまって、長い時間をかけておし固められた地層ちそうのことです。

川から海へ流れこんだすなどろは、つぶの大きさによって沈む場所が変わります。つぶが大きくて重いものは岸の近くにすぐ沈みますが、つぶが小さくて軽いものは遠くの深いところまで運ばれてからゆっくり沈みます。こうして、つぶの大きさがそろったきれいな層ができあがります。

もし、山の上などで貝の化石が入った地層ちそうを見つけたら、そこは昔、海の底だったということがわかります。地層ちそうは、地球の昔の様子を教えてくれる大切な記録なのです。

ルラスタコラム

コップに水と色々な大きさのすなを入れてかき混ぜてみましょう。しばらく置いておくと、下の方には大きなつぶ、上の方には小さなつぶが分かれてたまります。これが、海の中で地層ちそうができるのと同じ仕組みです。

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