どろ

一般小学生

まとめ

  • 地層を構成する堆積物の中で最も粒が小さく、直径が0.0625mm未満の微細な土砂のこと。
  • 水の流れによって最も遠くまで運ばれやすく、流れの穏やかな湖底や深い海底に堆積する。
  • 粒子が非常に細かいため隙間が少なく、水を通しにくいという性質を持っている。
堆積物泥岩粒径流水の作用地層

解説

地層を構成する土砂(堆積物)は、その粒の大きさによって「れき」「砂」「泥」に分類されます。直径が2mm以上のものを「れき」、2mmから0.0625mmのものを「砂」、そして0.0625mm未満のものを「泥」と呼びます。泥はさらに、粒の大きい方から「シルト」と「粘土」に細分化されることもあります。

川から海へ流れ出た土砂は、粒が大きく重いもの(れきや砂)から順に沈み、粒が小さく軽い泥は、水の流れに乗って最も遠い沖合まで運ばれます。そのため、地層の中に泥の層がある場合、その場所がかつては流れのほとんどない穏やかな水環境であったことが推測できます。コップに水と土砂を入れてかき混ぜた後に放置すると、粒の大きさごとに分かれて層を作る様子を観察できますが、泥は沈む速さが遅いため最後に堆積します。

コラム

泥が長い年月をかけて押し固まってできた堆積岩を「泥岩(でいがん)」と呼びます。泥岩は粒子が非常に細かいため、水を通しにくい「不透水層」としての役割を果たすことがあります。

また、地層の重なり方において、下から「れき→砂→泥」の順で並んでいる場合、その場所の海が次第に深くなっていった(沈降した)可能性を推測する重要な手がかりとなります。堆積物の粒径の変化を見ることで、当時の環境や海面の高さの変化を読み解くことができるのです。

小学生のみなさんへ

川の水によって運ばれる土や砂の中で、一番つぶが小さいものを「どろ」といいます。どろはとても軽いため、水の流れにのって遠くまで運ばれるのが特徴とくちょうです。

海へ流れ出た土砂のうち、大きな石や砂は岸の近くにすぐ沈みますが、どろは遠い沖合おきあいまで流されてから、ゆっくりと底に積もります。そのため、どろの地層ちそうがある場所は、昔はとても深い海や、流れのしずかな湖だったことがわかります。

どろが積もってできた地層ちそうは、つぶとつぶの隙間すきがほとんどないので、水を通しにくいという性質せいしつがあります。これが長い年月をかけて固まると「泥岩でいがん」という岩になります。

ルラスタコラム

どろの中にふくまれる「ねん土」は、さらに細かいつぶが集まったものです。ねん土は水をふくむと自由にかたちを変えられるので、昔から土器陶磁器とうじき(お皿やコップ)の材料として使われてきました。大昔の人がどろの性質をうまく利用していたことがわかりますね。

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