血液の循環

一般小学生

まとめ

血液の循環
心臓をポンプとして血液が全身を巡り、酸素養分を運び、二酸化炭素や老廃物を回収する仕組み

解説

血液の循環は、大きく体循環」と「肺循環」の2つの経路に分けられます。体循環は、心臓の左心室から送り出された血液が、大動脈を通って全身の組織や器官を巡る経路です。ここで血液は細胞に酸素と養分を与え、代わりに二酸化炭素や老廃物を受け取って、右心房へと戻ります。

一方、肺循環は、右心室から送り出された血液が肺動脈を通って肺へ向かう経路です。肺では、血液中の二酸化炭素を放出し、新しく酸素を取り込みます。酸素を豊富に含んだ血液は、肺静脈を通って左心房へと戻ります。このように、心臓を中心とした2つの輪が連動することで、生命維持に必要な物質の運搬が絶え間なく行われています。

項目 体循環 肺循環
出発点 心室 右心室
主な目的 全身への酸素供給 肺でのガス交換
到着点 心房 左心房

血管の名称と流れる血液の種類には注意が必要です。心臓から出る血管を「動脈」、心臓へ戻る血管を「静脈」と呼びますが、肺循環においては、肺動脈に二酸化炭素の多い「静脈血」が流れ、肺静脈に酸素の多い「動脈血」が流れるという逆転現象が起こります。これは試験でも非常に狙われやすいポイントです。

コラム

血液は単にガス交換を行うだけでなく、消化管吸収された養分を運ぶ役割も担っています。例えば、小腸毛細血管で吸収されたデンプン由来のブドウ糖などは、門脈という特殊な血管を通ってまず肝臓へと運ばれ、そこで貯蔵や加工が行われた後に全身へと循環していきます。

また、呼吸におけるガス交換の効率を考える際、1回の呼吸でどれだけの二酸化炭素が排出され、酸素が取り込まれたかを計算する問題も重要です。呼気吸気の成分比率の違いを把握し、肺循環を通じてどれだけの物質が交換されたかを理解することは、血液循環の役割を深く知る上で欠かせません。

小学生のみなさんへ

わたしたちの体の中では、血液けつえきが休むことなくぐるぐると回っています。これを「血液けつえき循環じゅんかん」と呼びます。心臓がポンプのような役割をして、血液けつえきを力強く送り出しているのです。

血液の通り道には、大きく分けて2つのコースがあります。1つは、体全体に酸素さんそや栄養を届けるコースです。もう1つは、はいに行って、いらなくなった二酸化さんか炭素たんそを捨てて、新しい酸素さんそをもらってくるコースです。

このように、血液けつえきが体中を回ることで、わたしたちの体は元気に動くことができます。どこか1か所でも止まってしまうと大変なので、心臓は寝ている間もずっと動き続けて、血液けつえきを運び続けているのです。

ルラスタコラム

人間の体の中にある血管をすべてつなげると、なんと地球2周分以上の長さ(約10万キロメートル)になるといわれています。こんなに長い道を、血液はわずか1分ほどで1周してしまいます。心臓のパワーは本当にすごいですね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 血液の循環における2つの大きな経路の名前を答えなさい。
全身を回る「体循環」と、肺を回る「肺循環」の2つです。
【応用】 肺動脈を流れる血液は「動脈血」と「静脈血」のどちらか、理由とともに答えなさい。
静脈血です。心臓から肺へ向かう血液であり、まだ肺で酸素を受け取る前で二酸化炭素を多く含んでいるためです。
【実践】 小腸で吸収された養分を最も多く含む血液が流れるのは、どの臓器へ向かう血管か答えなさい。
肝臓です。小腸の毛細血管で吸収された養分は、門脈という特殊な血管を通ってまず肝臓へと運ばれます。

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