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塩化ナトリウム

塩化ナトリウム

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

塩化ナトリウム
塩酸水酸化ナトリウム水溶液中和反応を起こしたときに生じる物質で、化学式はNaClと表される塩(えん)

解説

塩化ナトリウムは、強酸である塩酸(HCl)と強塩基である水酸化ナトリウム(NaOH)が反応することで生成されます。この反応は中和反応と呼ばれ、水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH-)が結合して水(H2O)が生成される際、同時に陽イオン(Na+)と陰イオン(Cl-)が結合して「塩(えん)」である塩化ナトリウムが形成されます。化学的には、ナトリウムイオンと塩化物イオンがイオン結合によって規則正しく並んだ結晶構造を持っています。水に非常に溶けやすく、水溶液中では完全に電離してイオンとして存在するため、強い電気伝導性を示す強電解質に分類されます。

実験においては、BTB溶液を加えた塩酸に水酸化ナトリウム水溶液を少しずつ滴下していくと、液の色が酸性の黄色から中性の緑色へと変化します。この中性状態の液をスライドガラスの上で蒸発させると、無色透明で立方体の形をした塩化ナトリウムの結晶を観察することができます。試験では、加えた水溶液の量と蒸発後に残る固体質量の関係を問う計算問題や、グラフから完全中和に必要な液量を読み取る問題が頻出します。

項目 塩酸 水酸化ナトリウム 塩化ナトリウム
液性 強酸性 アルカリ性 中性
BTB液の色 黄色 青色 緑色
主な成分 H+、Cl- Na+、OH- NaCl(Na+、Cl-)
コラム

塩化ナトリウムは「食塩」の主成分として知られますが、工業的には海水から電気分解などを通じて取り出され、水酸化ナトリウムや塩素、塩酸などの製造原料として極めて重要な役割を担っています。また、中和によって生じる塩の性質は、反応する酸と塩基の強さによって決まります。例えば、塩酸(強酸)とアンモニア水(弱塩基)の中和で生じる塩化アンモニウムの水溶液は、塩化ナトリウムとは異なり酸性を示します。このように、生成される塩が必ずしも中性になるとは限らない点は、応用問題で狙われやすいポイントです。

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