一般小学生
まとめ
- 気体のアンモニアを水に溶かした、無色透明で強い刺激臭を持つアルカリ性の水溶液。
- 濃度が高くなるほど密度が減少するという、食塩水や砂糖水とは逆の物理的特性を持つ。
- 溶質が気体であるため、温度の上昇に伴って溶解度が減少し、加熱蒸発させると残留物が一切残らない。
解説
アンモニア水は、溶質であるアンモニア(気体)と溶媒である水からなる溶液です。水溶液の基本的な性質として、混合後の質量は溶質と溶媒の和に等しくなる「質量保存の法則」が成り立ちますが、体積については分子間の相互作用により、単純な体積の和よりもわずかに収縮する性質があります。
特筆すべきは濃度と密度の関係です。一般的な固体溶質(食塩や砂糖など)の場合、濃度が上がるほど密度は増大しますが、アンモニア水やアルコール溶液は濃度が高まるほど密度が小さくなります。例えば、100cm³の水に食塩を溶かすと密度は約1.07g/cm³から1.12g/cm³へと上昇しますが、アンモニア水では逆の挙動を示すため、計算問題や実験データの解釈において重要な識別点となります。
小学生のみなさんへ
アンモニア水は、アンモニアという気体が水に溶けてできた水溶液です。鼻をつくような、とても強い刺激臭(つんとするにおい)があるのがとくちょうです。
この液はアルカリ性という性質を持っていて、BTB液という薬をつけると青色に変わります。また、溶けているものが気体なので、熱して水を蒸発させると、あとに何も残りません。食塩水などは塩が残りますが、アンモニア水はすべて空気中に出ていってしまうのです。
身近なところでは、アリにさされたときにぬる薬として使われることがあります。アリの毒は酸性なので、アルカリ性のアンモニア水で中和して、痛みをやわらげる効果があるからです。
ルラスタコラム
アンモニア水は、水溶液のなかでもめずらしい性質を持っています。ふつう、食塩などはたくさん溶かすほど液が重くなりますが、アンモニア水は濃くなればなるほど、水よりも軽くなっていくという不思議な性質があるんですよ。
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