まとめ
- こと座のα(アルファ)星で、全天で5番目に明るい青白色の1等星。
- わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブとともに「夏の大三角」を形成する。
- 日本の七夕伝説では「織女星(おりひめ星)」として親しまれ、天の川を隔てて彦星(アルタイル)と対をなす。
解説
ベガは、地球から約25光年の距離に位置する非常に明るい恒星です。夏の夜空を見上げた際、天頂付近で最も輝いて見える星の一つであり、こと座の最輝星として知られています。天文学においては、恒星の明るさ(等級)の基準として長らく利用されてきた歴史があります。
天球上での位置把握を容易にするため、特定の明るい星を結んだ星列(アステリズム)が利用されます。ベガ、アルタイル、デネブを結ぶ「夏の大三角」は、夏の夜空の天頂付近に広がる最も有名な目印です。これと同様に、春の夜空では北斗七星からアルクトゥルス、スピカへと続く「春の大曲線」や、そこにデネボラを加えた「春の大三角」が利用されます。これらの指標を活用することで、周囲に位置する暗い星や星座を系統的に探すことが可能となります。
ベガは、夏の夜空で一番明るくかがやく星の一つです。日本では昔から「おりひめ星」という名前で親しまれてきました。七夕の物語に出てくる、あの「おりひめさま」のことです。
ベガは「星座」の一つである「こと座」の中にあります。夜空を見上げたとき、ベガと、近くにある「アルタイル(ひこ星)」、そして「デネブ」という3つの明るい星をつなぐと、大きな三角形ができあがります。これを「夏の大三角」と呼び、夏の星座をさがすための大切な目印になります。
ベガは地球から見ると白っぽく、少し青みがかって見えます。これは、ベガの温度が太陽よりもずっと高いためです。夏の夜、天の川の近くでキラキラとかがやくベガを、ぜひさがしてみてください。
ベガはとても速いスピードで回転しています。そのせいで、ボールを上からおしつぶしたような、少し平べったい形をしているといわれています。宇宙には、私たちの想像をこえる不思議な形の星がたくさんあるのですね。
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