まとめ
- 気温の変化を自動的に記録紙などへ連続して記録し続けるための測定器具です。
- 記録された気温の波形から、その日の天候(快晴・晴れ・くもり)を客観的に判断することができます。
- 太陽高度の変化に伴い、地温が上がった後に気温が上がるという時間的な因果関係を分析する際にも用いられます。
解説
自記温度計は、円筒状の記録紙を一定の速度で回転させ、温度の変化をペンで連続的に記録する装置です。この装置を用いることで、人間が常に監視していなくても、1日の中での気温の推移を折れ線状の波形として可視化できます。
記録された波形には天候による特徴が現れます。一般的に、日差しが強い「快晴」や「晴れ」の日は、日中に気温が大きく上昇し、夜間に大きく低下するため、波形の上下幅が非常に大きくなります。一方で、雲に覆われた「くもり」の日は、太陽光が遮られるため日中の気温上昇が鈍く、波形は比較的平坦な形になります。気象観測における天気の区分は、空全体を10としたときに雲が占める割合である「雲量」によって定義されます。雲量が0〜1なら快晴、2〜8なら晴れ、9〜10ならくもりと判定され、自記温度計のデータと照らし合わせることで、過去の気象状況を正確に分析することが可能となります。
自記温度計(じきおんどけい)は、気温の変化を自動で紙に記録してくれる特別な温度計です。時計のようにゆっくり回る筒(つつ)に巻きつけられた記録紙に、ペンが折れ線グラフのような線を引いていきます。
このグラフを見ると、その日の天気がわかります。太陽がしっかり出る「晴れ」の日は、お昼に気温がぐんと上がり、夜はぐっと下がるので、グラフの山が大きくなります。反対に「くもり」の日は、太陽の光が雲にじゃまされるので、気温があまり変わらず、グラフの線は平らな感じになります。
理科では、空全体の広さを10としたとき、雲がどれくらいあるかを「雲量」という数字で表します。雲の量が0から1なら「快晴」、2から8なら「晴れ」、9から10なら「くもり」と決まっています。自記温度計の記録と、この雲の量を比べることで、天気の変化を正しく調べることができるのです。
一番暑い時間はなぜ午後2時ごろなのかな?太陽が一番高いところに来るのはお昼の12時ごろだけど、まずは地面が温まるのに時間がかかり、その地面の熱が空気に伝わるのにもっと時間がかかるからなんだよ。地面が一番熱くなるのは午後1時ごろ、空気が一番熱くなるのは午後2時ごろになるんだね。
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