学習目安 | 小: A | 中: S | 高: A

公転面

一般小学生

まとめ

  • 地球太陽の周りを公転する際に描く、軌道を含む幾何学的な平面のこと。
  • 天文学では「黄道面(こうどうめん)」とも呼ばれ、天体現象を観測・計算する際の重要な基準面となる。
  • 地球の地軸はこの公転面の垂線に対して約23.4度傾いており、これが季節の変化を生む根本的な要因となっている。

解説

地球は太陽の周りを1年かけて一周しますが、その通り道(軌道)が作る平らな面を「公転面」と呼びます。地球はこの面上を移動しながら、同時に自らも回転自転)しています。

最も重要な特徴は、地球の自転軸(地軸)が公転面に対して垂直ではなく、約23.4度(公転面自体からは約66.6度)傾いた状態で公転を続けている点です。この傾きを保ったまま太陽の周りを回ることで、時期によって太陽の南中高度や昼夜の長さが変化し、四季の変化が生まれます。また、地球が公転面上のどの位置にいるかによって、太陽の方向に見える星座が変化する「太陽の年周運動」もこの公転によって引き起こされます。

地球の大きさを算出する際にも、この公転や緯度の概念が用いられます。例えば、同一経線上の2地点において、緯度差が4度で距離が450km離れている場合、地球1周(360度)の距離は40,500kmと計算できます。円周率を3と仮定すれば、地球の直径は約13,500kmと推定されます。

コラム

太陽系内の他の惑星の多くも、地球の公転面(黄道面)とほぼ近い角度で太陽の周りを回っていますが、冥王星などの外縁天体は大きく傾いた軌道を持つことが知られています。また、地球の形状は完全な球体ではなく、自転による遠心力の影響で赤道方向にわずかに膨らんだ「回転楕円体」という形状をしています。

小学生のみなさんへ

地球は、太陽のまわりを1年かけてぐるっと一周しています。この地球が通る道を「軌道きどう」といい、その道すじが含まれる平らな面のことを「公転面」と呼びます。

地球は、この公転面に対してまっすぐ立っているのではなく、少しななめにかたむいた状態でまわっています。この「ななめ」の状態のまま太陽のまわりを動くことで、太陽の高さが変わったり、昼の長さが変わったりして、春・夏・秋・冬という季節が生まれるのです。

もし地球がまっすぐ立っていたら、1年中ずっと同じ季節になってしまいます。私たちがいろいろな季節を楽しめるのは、地球が少しななめになって公転面を動いているおかげなのです。

ルラスタコラム

地球の大きさを初めて計算したのは、大昔のエジプトにいたエラトステネスという人です。太陽の光が地面に落とす影の角度と、2つの場所の距離きょりを使って、地球が1周およそ4万キロメートルであることをつきとめました。今の科学で測った数字とほとんど変わらない、すごい発見だったんですよ。

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