固体の重さ

一般小学生

まとめ

固体重さ
水溶液加熱して水分を蒸発させた後に残る、生成された塩および未反応の反応物の合計質量

解説

化学実験、特に中和反応の単元において、反応後の水溶液蒸発皿で加熱し、水分をすべて飛ばした後に残る固形物の質量を測定する工程は非常に重要です。この「固体の重さ」は、化学反応によって新しく生成された「塩(えん)」の質量と、反応比率の関係で使い切れずに残った「原料となる薬品(酸またはアルカリ)」の質量の和で構成されます。

例えば、塩酸水酸化ナトリウム水溶液の反応では、中和点に達するまでは加えた水酸化ナトリウムの量に比例して食塩(塩化ナトリウム)が生成されるため、固体の重さは増加します。中和点を超えると、食塩の生成量は一定になりますが、反応せずに残留した水酸化ナトリウムがそのまま固形物として残るため、全体の重さはさらに増加し続けます。質量保存の法則に基づき、反応前の物質の総量と、反応後の生成物および未反応物の総量は一致するという視点が不可欠です。

コラム

実験データをグラフ化する際、中和点を境にグラフの傾きが変化する点に注目してください。塩酸のように溶質気体塩化水素)である場合、反応せずに残った分は水分とともに蒸発して空気中に逃げてしまうため、固体の重さには含まれません。一方で、水酸化ナトリウムのように溶質が固体である場合は、蒸発後にそのまま残ります。この「蒸発して消えるもの」と「残るもの」の区別が、計算問題を解く上での最大のポイントとなります。

小学生のみなさんへ

水に何かがとけているとき、その水を温めてなくすと、あとにこなのようなものが残ります。その残ったものの重さのことを「固体の重さ」といいます。たとえば、塩水から水がなくなると塩が残ります。理科の実験で2つの液をまぜたとき、新しくできたものと、反応しきれずに残ったものが両方あわさって固体になります。全部でどれくらいの重さがあるかを調べるときに大切な考え方です。

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