まとめ
- 地層が連続して重ならず、堆積の中断や侵食を経て新しい層が重なった境界のこと。
- 「堆積→隆起→侵食→沈降→再堆積」という一連の激しい地殻変動があったことを示す。
- 上下の地層の間に大きな時間的空白(欠如)があることを証明する重要な地質構造である。
解説
地層が時間的に途切れることなく連続して積み重なっている状態を「整合」と呼びます。これに対し、ある地層が形成された後、地殻変動によってその場所が陸地になり(隆起)、長い年月にわたって雨風などで削られ(侵食)、再び海や湖の底に沈んで(沈降)新しい地層が積み重なった場合、その境界を「不整合」と呼びます。
不整合面には、古い地層が削られてできた岩石のつぶが、新しい地層の最初に積もる「基底礫岩(きていれきがん)」が見られることが多く、これが不整合を見分ける大きな目印となります。不整合の存在は、その場所において過去に大規模な大地の動きがあったことを物語っています。
地層(ちそう)は、ふつうは下から順番に、とぎれることなく積み重なっていきます。しかし、ときどき、下の地層と上の地層の間に、とても長い時間の「お休み」があることがあります。これを「不整合(ふせいごう)」といいます。
不整合ができるまでには、いくつかのステップがあります。まず、海や湖の底に地層がたまります。次に、地面が盛り上がって陸地になり、雨や風で地層の表面がけずられます。そのあと、また地面がしずんで水の中にもどり、その上に新しい地層がたまります。このように、地面が上がったり下がったりする大きな変化があったときに不整合ができるのです。
不整合のさかい目には、古い地層がけずられてできた石のつぶがたまっていることがあり、これを「基底礫岩」とよびます。これを見つけることで、大昔にその場所でどんなことが起きたのかを知る手がかりになります。
不整合は、地球が生きている証拠ともいえます。何千万年、何億年という長い時間をかけて、地面が上がったり下がったりをくり返してきた歴史が、地層のさかい目には刻まれています。崖などで地層を観察するとき、しま模様が急に変わっている場所を探してみると、大昔の地球のドラマが見つかるかもしれませんよ。
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