しゅう曲

しゅう曲

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 地層水平方向からの強い圧縮力が加わり、波打つように曲げられた構造のこと。
  • 地殻変動の一種であり、プレートの沈み込みや衝突などの大規模な力が原因で形成される。
  • 上に凸に曲がった部分を「背斜(はいしゃ)」、下に凸に曲がった部分を「向斜(こうしゃ)」と呼ぶ。
地学地層地殻変動

解説

地層が水平堆積した後、プレート運動などに伴う横方向からの圧力を受けると、岩石は塑性変形(力を取り除いても元に戻らない変形)を起こして曲がることがあります。これがしゅう曲です。

一般に、地表付近の岩石はもろいため、強い力が加わると割れて「断層」が生じやすい傾向にあります。しかし、地下深部の高温高圧条件下では、岩石が柔軟性を持ち、飴のようにゆっくりと曲がる性質が強まるため、しゅう曲が形成されやすくなります。しゅう曲の規模は、数センチメートルの小さなものから、山脈全体を形成する数キロメートルに及ぶものまで多様です。

コラム

しゅう曲は、当時の地殻変動の方向や強さを知るための重要な手がかりとなります。また、しゅう曲によって地層が曲げられると、背斜部分には石油天然ガスが溜まりやすい「しゅう曲トラップ」と呼ばれる構造ができることがあります。このため、資源探査の分野でも非常に重要視されている構造です。

小学生のみなさんへ

地層ちそうは、ふつうは平らにつみ重なっています。しかし、長い年月をかけて横から強い力でおされると、地層が波のようにぐにゃりと曲がってしまうことがあります。これを「しゅう曲」といいます。

かたい岩石が曲がるのはふしぎですが、地下深くの温度が高い場所では、岩石も少しやわらかくなって曲がりやすくなるのです。これは、地球の大きな動きによっておこる現象です。

山脈ができるときなど、とても大きな力がはたらくときに作られます。しゅう曲によって、地面が大きくもり上がったり、逆に沈んだりして、複雑な地形が作られていきます。

ルラスタコラム

世界で一番高いエベレスト山脈も、実はしゅう曲によってできました。大昔は海の底だった地層が、大陸どうしがぶつかる力で押し上げられ、曲がりながら高い山になったのです。だから、高い山の頂上ちょうじょう付近で海の生き物化石が見つかることもあるんですよ。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…