まとめ
- 中生代の海洋に広く分布し、大繁栄を遂げた頭足類の軟体動物である。
- 渦巻き状の殻を特徴とし、地層の堆積年代を特定するための「示準化石」として極めて重要である。
- 約6600万年前の白亜紀末、恐竜とともに絶滅したとされる。
解説
アンモナイトは、古生代後半から中生代末にかけて世界の海に広く生息していた生物です。外見は現代のオウムガイに似ていますが、内部構造の比較から、分類学上はイカやタコに近い系統に属すると考えられています。彼らは殻の内部にある空洞で浮力を調節しながら海中を移動し、多様な環境に適応して進化しました。
地質学においてアンモナイトが重視されるのは、その「示準化石」としての役割です。進化の速度が速く、特定の形態を持つ種が短期間に世界中の海へ広がったため、発見された化石の種を特定することで、その地層が形成された年代を非常に細かく判定することができます。これは、広範囲の地層同士を比較・対比させる際にも欠かせない指標となります。
アンモナイトの殻の内部を仕切る「隔壁」が、殻の表面と接する部分に描く模様を「縫合線(ほうごうせん)」と呼びます。この縫合線は、進化の過程で単純な曲線から複雑な入り組んだ模様へと変化していきました。この複雑化の度合いを観察することで、より詳細な生存年代の特定が可能になります。
アンモナイトは、いまからずっと昔、恐竜が生きていた「中生代」という時代の海にたくさんいた生き物です。見た目はカタツムリのような、うずまき状の殻(から)を持っていますが、実はイカやタコの仲間です。
アンモナイトは、種類によって生きていた時代がはっきりと分かっています。そのため、アンモナイトの化石が見つかると、その地面がいつの時代のものかがわかります。このような化石を「示準化石」と呼びます。大昔の海の様子を知るための、大切なタイムカプセルのような存在です。
アンモナイトの大きさは、数センチのものから、なんと2メートルをこえる巨大なものまでいたといわれています。大昔の海には、今の海では考えられないような不思議な姿の生き物がたくさんいたのですね。
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