まとめ
- オリオン座の左上に位置する赤色の1等星であり、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンと共に「冬の大三角」を構成する。
- 表面温度が約3500度と低いために赤く見える「赤色超巨星」であり、星の進化の最終段階にある巨大な恒星である。
- 天の赤道付近を通る三つ星(ミンタカなど)よりも北側に位置するため、北半球の中緯度地域では南中高度が高く、地平線上にある時間が12時間より長い。
解説
ベテルギウスは、冬の代表的な星座であるオリオン座の肩の部分に位置する恒星です。地球の自転に伴う「日周運動」によって、星々は天の北極を中心に1日1回転する見かけの運動を行いますが、ベテルギウスはその軌道が天の赤道よりも北側に寄っています。そのため、北緯36度の東京のような地点では、真東よりも北寄りから昇り、高い南中高度を経て真西よりも北寄りへと沈みます。これにより、天の赤道上にある星よりも長い時間、夜空に留まることになります。
また、星の色はその表面温度と密接に関係しています。オリオン座のリゲルが青白色で高温であるのに対し、ベテルギウスは赤色で低温です。これはベテルギウスが「赤色超巨星」という、太陽の数百倍から千倍以上にまで膨れ上がった状態にあるためです。観測者の緯度によって星の通り道と地平線が作る角度(90度-緯度)が決定されるという天球モデルの法則を理解する上で、ベテルギウスやミンタカの軌跡を比較することは非常に有効な学習材料となります。
冬の夜空で一番有名な星座といえば、オリオン座ですね。ベテルギウスは、そのオリオン座の左上のほうで赤く光っている、とても明るい星です。
この星は、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンという星とつないで「冬の大三角」とよばれる大きな三角形を作ります。冬の星空をさがすときの、大切な目印になります。
ベテルギウスは、太陽よりもずっとずっと大きな星で、もし太陽の場所にベテルギウスを置いたら、木星のあたりまで飲みこんでしまうほど巨大です。色は赤っぽいですが、これは星の温度が少し低いためです。
ベテルギウスは、もうすぐ寿命をむかえて、大ばくはつをおこすかもしれないと言われています。これを「超新星爆発」とよびます。もし爆発したら、昼間でも見えるくらい明るくなるかもしれません。
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