まとめ
解説
さそり座は、夏の夜空を象徴する星座であり、黄道十二星座の第8座に位置します。中心で赤く輝く1等星「アンタレス」は、その色調が火星に似ていることから、ギリシャ語で「火星に対抗するもの(アンチ・アレス)」を語源としています。天球上では天の赤道よりもかなり南側に位置するため、日本のような北半球の中緯度地域では南中高度が非常に低く、地平線近くを這うように移動するのが特徴です。
観測においては、S字型に並ぶ星の列が大きな特徴となります。天の川の最も明るい部分の近くに位置しており、夏の夜の早い時間帯に南の空が開けた場所で探すと見つけやすい星座です。冬の代表的な星座であるオリオン座とは、天球上でほぼ反対側に位置しており、一方が昇るときにはもう一方が沈むという関係性にあります。
| 比較項目 | さそり座 | オリオン座 |
|---|---|---|
| 代表的な季節 | 夏 | 冬 |
| 中心的な星 | アンタレス(赤色) | ベテルギウス(赤色) |
| 日本での高度 | 低い(南寄り) | 比較的高い |
さそり座は、夏休みの夜空で見つけることができる、とても有名な星座です。南の空の低いところに、アルファベットの「S」のような形をしてならんでいます。
一番の目印は、真ん中で赤く光っている「アンタレス」という名前の1等星です。とても大きな星で、その色はまるで火星のように赤く見えます。さそり座は、日本では地面に近い低いところを通るので、南の空が開けた場所で探してみるのがコツです。
星は時間がたつと東から西へ動きますが、季節によっても見え方が変わります。北の空にある北極星は、いつ見ても場所が変わりません。北極星の高さ(高度)をはかると、自分がいる場所の緯度(北緯)と同じ数字になるという不思議な決まりもあります。
ギリシャ神話では、さそり座は強い狩人オリオンをたおした毒サソリだといわれています。そのため、今でもオリオン座はさそりがこわくて、さそり座が空にのぼってくると、あわてて反対側の空へしずんでいくといわれているんですよ。
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