まとめ
- 温度が0℃よりも低い状態を指し、読み方は「零下(れいか)〇〇度」と呼称される。
- 水の氷点である0℃を基準とした温度表現であり、気象観測や理科の実験において重要な指標となる。
- 温度計の液体の熱膨張・収縮という物理的原理に基づき、正確な測定には設置高度や読み取り方法の遵守が必要である。
解説
温度計の仕組みは、熱による液体の膨張や収縮という物理的原理に基づいています。一般的に用いられるアルコール温度計(着色された灯油などを使用)では、周囲の温度変化に応じて液体の体積が変化することを利用して温度を示します。目盛りを読み取る際は、液面の凹んだ部分の底を真横から視認し、最小目盛りの10分の1まで目分量で読み取ることが、科学的な測定における基本的な作法です。
気温の測定においては、観測環境が値に大きく影響します。地面は太陽放射を受けて熱を持ちやすいため、地面に近い場所ほど気温が高く測定される傾向があります。このため、気象観測の標準では、直射日光を避け、風通しの良い地上1.2mから1.5mの高さで測定することが定められています。また、1日の平均気温に近い値を得るための実務的な目安として、午前9時に観測を行うことが推奨されています。
「氷点下」とは、温度が0度よりも低くなった状態のことです。テレビのニュースなどでは「零下5度」のように言うこともあります。水がこおって氷になる温度が0度なので、0度より低いときは「氷点下」とよぶのです。
温度をはかる温度計は、中の液体が温まるとふくらみ、冷えるとちぢむ性質を利用しています。正しくはかるためには、地面から1.2メートルから1.5メートルくらいの高さではかるのがルールです。地面に近いと、地面の熱の影響をうけて温度がかわってしまうからです。
目盛りを読むときは、ななめから見ないで、真横から見るようにしましょう。一番小さな目盛りの10分の1まで、目で見て予想して読むのが理科の正しいやり方です。
世界で一番低い温度は、マイナス273.15度だといわれています。これを「絶対零度」とよびます。これ以上低い温度はこの世には存在しない、不思議な限界の温度なんですよ。
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