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霜柱

霜柱

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

霜柱
地中の水分が毛細管現象によって地表に吸い上げられ、凍結して柱状に成長した氷
  • 地表面の温度氷点下で、地中の温度が氷点より高いときに発生する
  • 土壌粒子の隙間から水分が供給される毛細管現象が不可欠である
  • 関東ローム層のような火山灰質土壌で特によく観察される

解説

霜柱の形成には、地表面と地中の温度差、および土壌の性質が深く関わっています。まず、放射冷却などによって地表面の温度が0度以下になり、かつ地中の温度が0度以上に保たれていることが条件となります。地表付近の水分が凍結すると、土壌粒子の隙間に残っている水分が「毛細管現象」によって上部へと引き寄せられます。この供給された水分が次々と凍結し、先にできた氷を押し上げることで、垂直方向へ伸びる氷の柱が形成されます。

霜柱と混同されやすい現象に「霜」がありますが、これらは成因が全く異なります。以下の表にその違いをまとめます。

項目 霜(しも) 霜柱(しもばしら)
水の供給源 空気中の水蒸気 地中の水分
形成の仕組み 昇華(水蒸気が直接氷になる) 毛細管現象による凍結
発生場所 物体や地面の表面 地表面から上方向へ成長
コラム

霜柱が発生しやすい土壌としては、適度な隙間と保水性を持つ火山灰土(関東ローム層など)が代表的です。一方で、粒子の大きい砂土では毛細管現象が弱く、逆に粒子の細かすぎる粘土質では水の移動が妨げられるため、霜柱は発達しにくい傾向にあります。

また、霜柱が成長する過程で地表面の土を持ち上げる現象は、寒冷地において道路の舗装を破壊したり、作物の根を浮き上がらせて枯死させたりする「凍上(とうじょう)」の原因の一つとしても知られています。

小学生のみなさんへ

寒い冬の朝、地面が盛り上がって、シャリシャリと音を立てる氷の柱を見たことはありませんか?これが「霜柱」です。霜柱は、地面の中にある水分が凍ってできたものです。

地面の表面が0度より低くなると、土の中にある水が凍り始めます。すると、もっと深いところにある水が、細いストローで吸い上げられるように地面の表面へと上がってきます。この仕組みを毛細管現象もうさいかんげんしょうといいます。上がってきた水が次々と凍って積み重なることで、背の高い氷の柱ができあがるのです。

霜柱は、関東地方に多い「関東ローム」という火山灰かざんばいの土で特によく見られます。砂場のようなサラサラした砂では、水を吸い上げることができないので、霜柱はあまりできません。

ルラスタコラム

霜柱を踏むと「サクッ」といい音がしますよね。実は霜柱は、土を持ち上げながら成長するので、地面を数センチも持ち上げることがあります。植物の根っこまで持ち上げてしまうこともあるので、農家の人にとっては少し困った現象でもあるんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 霜柱ができる際、地中の水分が地表に向かって吸い上げられる仕組みを何というか。
毛細管現象(もうさいかんげんしょう)
【応用】 「霜」と「霜柱」の決定的な違いについて、水の供給源の観点から説明せよ。
霜は「空気中の水蒸気」が冷やされて地面や植物の表面に氷の結晶として付着したものですが、霜柱は「地中の水分」が吸い上げられて柱状に凍ったものです。発生する場所も、霜は表面、霜柱は地中から伸びるという違いがあります。
【実践】 霜柱はどのような土壌で発生しやすいか。また、砂場などで発生しにくいのはなぜか。
霜柱は、土の粒子の隙間が適度にある土壌(火山灰土など)で発生しやすいためです。砂場のような粒の大きい砂では、水分を吸い上げる毛細管現象が十分に働かないため、霜柱はほとんど形成されません。

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