学習目安 | 小: S | 中: S | 高: B

しつど表

一般小学生

まとめ

  • 乾球温度計と湿球温度計の示度の差(乾湿差)を利用して、空気中の相対湿度を求めるための換算表。
  • 縦軸に乾球温度、横軸に乾球と湿球の温度差をとり、その交点から湿度(%)を算出する。
  • 気象観測において、気温気圧・雲の様子と並んで天気の変化を把握するための基礎データとなる。

解説

乾湿計は、空気の温度をそのまま示す「乾球」と、球部を湿った布で包んだ「湿球」の2本で構成される。湿球は、布に含まれる水分が蒸発する際に周囲の熱を奪う(気化熱)ため、乾球よりも温度が低くなる。空気が乾燥しているほど蒸発が盛んになり、乾球と湿球の温度差が大きくなるという原理を利用している。

実際の観測では、まず乾球の目盛りを読み、次に乾球と湿球の差を計算する。しつど表の左端にある乾球温度の行と、上端にある乾湿差の列が交わる数値が、その時の湿度である。この計算は、1日の気温・地温の変化や、積乱雲巻雲といった雲の発生低気圧に伴う風向きの変化など、総合的な気象分析を行う上での重要なステップとなる。

コラム

気象観測の学習では、しつど表を用いた計算以外にも、5つの主要な天気記号快晴晴れくもり・雨・雪)の判別や、数日間の天気図を時系列に並べ替える技能が求められる。太陽高度の変化が地温に伝わり、それが気温の変化として現れるまでのタイムラグを理解することも、気象学の基礎として不可欠である。

小学生のみなさんへ

「しつど表」は、空気のしめりぐあい(しつど)を調べるための特別な表です。理科の実験で使う「乾湿計かんしつけい」という道具といっしょに使います。

乾湿計には、ふつうの温度計と、ぬれた布をまいた温度計の2本がついています。空気がかわいていると、ぬれた布から水がどんどん蒸発じょうはつして、温度が下がります。この2つの温度計の差を計算して、しつど表で見ると、今のしつどが何%なのかがすぐにわかるようになっています。

しつどを知ることは、天気の変化を予想するためにとても大切です。気温の変化や雲の形、風の向きなどとあわせて調べることで、これからの天気がどうなるかを考えるヒントになります。

ルラスタコラム

しつどが0%になることは、地球上ではまずありません。でも、しつど表をよく見ると、乾球と湿球の温度が同じときは、しつどが100%になっていることがわかります。これは、空気が水分をこれ以上持てないくらい、いっぱいになっている状態(飽和ほうわ)をあらわしているんだよ。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…