アンモニア水

一般小学生

まとめ

【定義】
アンモニア水とは、気体のアンモニアを溶媒である水に溶かして生成される、アルカリ性の水溶液である。

まとめ

アンモニア水は溶質(アンモニア)と溶媒(水)からなり、濃度が上昇するほど密度が減少する特性を持つ。混合後の質量は成分の和に等しいが、体積は成分の和よりも収縮する。また、気体溶質であるため、温度の上昇とともに溶解度は減少する。

解説

水溶液の基本的な性質として、溶質を溶媒に溶かした際の溶液全体の質量は、溶質と溶媒の質量の和に等しいという「質量保存の法則」が成り立つ。一方で、混合後の体積は分子間の相互作用により、単純な体積の和よりもわずかに小さくなる「体積収縮」が起こる。水溶液の濃度と密度の関係は、物質の種類によって異なる。食塩や砂糖の場合、濃度が高まるにつれて密度は増大する。例えば、100cm³の水に対し、10gの食塩を溶かすと濃度は約9%・密度は約1.07g/cm³となり、20gを溶かすと濃度は約17%・密度は約1.12g/cm³へと上昇する。これに対し、アンモニア水やアルコール溶液は、濃度が高まるほど密度が小さくなるという特異な性質を示す。また、アンモニアは気体であるため、温度が上がると溶解度が下がる性質を持ち、計算問題等ではこの物理的な特性を踏まえることが不可欠である。希釈や混合の計算においては、操作の前後で溶質の質量が不変である点に着目し、質量パーセント濃度等の関係式を用いて導出を行う。

小学生のみなさんへ

アンモニア水は、アンモニアというガスが水に溶けたものです。鼻にツンとくる強いにおいがするのがとくちょうです。ふつう、水に砂糖や塩などを溶かすと、溶かしたぶんだけ水溶液の「密度(みつど)」という重さの目安は大きくなります。しかし、アンモニア水はアルコールと同じように、こくなればなるほど密度が小さくなって軽くなるという、めずらしい性質を持っています。また、水に何かを溶かしたとき、重さは水と溶かした物の合計になりますが、かさ(体積)は合計よりも少しだけ小さくなるということも覚えておきましょう。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する