学習目安 | 小: A | 中: A | 高: B

さそり座

さそり座

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

さそり座
夏の南の空低い位置に現れる、赤い1等星アンタレスを中心とした黄道十二星座の一つ

解説

さそり座は、夏の夜空を象徴する星座であり、黄道十二星座の第8座に位置します。中心で赤く輝く1等星「アンタレス」は、その色調が火星に似ていることから、ギリシャ語で「火星に対抗するもの(アンチ・アレス)」を語源としています。天球上では天の赤道よりもかなり南側に位置するため、日本のような北半球の中緯度地域では南中高度が非常に低く、地平線近くを這うように移動するのが特徴です。

観測においては、S字型に並ぶ星の列が大きな特徴となります。天の川の最も明るい部分の近くに位置しており、夏の夜の早い時間帯に南の空が開けた場所で探すと見つけやすい星座です。冬の代表的な星座であるオリオン座とは、天球上でほぼ反対側に位置しており、一方が昇るときにはもう一方が沈むという関係性にあります。

比較項目 さそり座 オリオン座
代表的な季節
中心的な星 アンタレス(赤色) ベテルギウス(赤色)
日本での高度 低い(南寄り) 比較的高い
コラム

天体の高度と観測地点の緯度には密接な関係があります。例えば、北緯n度の地点において北極星を観測すると、その高度は正確にn度となります。この原理を利用することで、自分のいる場所の緯度を特定することが可能です。

また、星座は地球の公転年周運動)によって、同じ時刻に見える位置が1ヶ月に約30度ずつ東から西へ移動します。例えば、5月5日の午後8時に南東の空に見えていた星座は、1ヶ月後の6月5日の同時刻には南の空(南中付近)へと移動して見えることになります。このような星の動きを理解することで、特定の日時における星座の位置を予測できるようになります。

小学生のみなさんへ

さそり座は、夏休みの夜空で見つけることができる、とても有名な星座です。南の空の低いところに、アルファベットの「S」のような形をしてならんでいます。

一番の目印は、真ん中で赤く光っている「アンタレス」という名前の1等星です。とても大きな星で、その色はまるで火星のように赤く見えます。さそり座は、日本では地面に近い低いところを通るので、南の空が開けた場所で探してみるのがコツです。

星は時間がたつと東から西へ動きますが、季節によっても見え方が変わります。北の空にある北極星は、いつ見ても場所が変わりません。北極星の高さ(高度こうど)をはかると、自分がいる場所の緯度いど(北緯)と同じ数字になるという不思議な決まりもあります。

ルラスタコラム

ギリシャ神話では、さそり座は強い狩人オリオンをたおした毒サソリだといわれています。そのため、今でもオリオン座はさそりがこわくて、さそり座が空にのぼってくると、あわてて反対側の空へしずんでいくといわれているんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 さそり座の中心で赤く輝いている、1等星の名前は何ですか
アンタレス
【応用】 日本でさそり座を観測するとき、他の夏の星座に比べて南中高度が低くなるのはなぜですか
さそり座が天球上で天の赤道よりも南側に位置しているため
【実践】 北緯35度の地点で北極星を観測したとき、その高度は何度になりますか。また、ある星座が5月5日の午後8時に南東に見えた場合、6月5日の午後8時にはどの方向に見えますか
北極星の高度は35度。星座は南(または南中付近)に見える

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…