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絶滅(EX)

一般小学生

まとめ

絶滅(EX)
ある生物の種において、最後の1個体が死亡し、地球上から完全にいなくなってしまうこと
  • 国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストにおける最高度の絶滅区分
  • 過去50年間に野生での生存が確認されない、または最後の個体の死亡が確実な状態を指す
  • 現代の絶滅速度は、過去の大量絶滅期を上回るペースで進行しているとされる

解説

絶滅(EX)とは、特定の生物種がこの世界から永久に失われることを意味します。国際自然保護連合(IUCN)が作成するレッドリストでは、飼育下を含めすべての個体が死に絶えたことが疑いようのない場合にこの判定が下されます。

絶滅の原因は大きく分けて、地球環境の変化による自然要因と、人間の活動による人為的要因の2つがあります。過去には巨大隕石衝突氷河期などの到来により、恐竜をはじめとする多くの種が絶滅する「大量絶滅」が5回発生しました。しかし、現在は「第6の大量絶滅」と呼ばれ、人間による開発や乱獲外来種の持ち込みが主な原因となっています。

要因 具体例 特徴
自然要因 気候変動、巨大隕石、火山活動 地球規模の環境変化により長期間かけて起こる
人為的要因 乱獲、生息地の破壊、外来種 人間活動により極めて短期間で急激に進行する
コラム

日本国内においても、かつては身近に存在したニホンオオカミニホンカワウソがすでに絶滅(EX)と判断されています。また、トキのように「野生では絶滅(EW)」していても、人工飼育によって種が維持されているケースもあります。一度絶滅した種を現代の科学技術(クローン技術など)で復活させる研究も進んでいますが、失われた生態系のバランスを完全に取り戻すことは極めて困難です。

小学生のみなさんへ

絶滅ぜつめつ」とは、ある種類の生きものが、地球の上から一匹ものこらずいなくなってしまうことです。一度ぜつめつしてしまった生きものは、二度とあらわれることはありません。

むかし、恐竜がいなくなったのは、大きな隕石いんせきが落ちて地球の環境かんきょうが変わったからだといわれています。しかし、今の時代に生きものが減っているのは、人間が森を切りたおしたり、生きものをとりすぎたりしていることが大きな原因です。

日本でも、むかしは山にいたニホンオオカミや、川にいたニホンカワウソなどは、もう見ることができない「ぜつめつ」した生きものになってしまいました。生きものの種類が減ることは、地球全体のバランスがくずれることにつながるため、とても大きな問題になっています。

ルラスタコラム

世界で一番有名な絶滅した鳥といえば「ドードー」です。インド洋の島に住んでいましたが、人間をこわがらなかったため、島にやってきた人間にたくさんつかまってしまい、発見されてからわずか100年ほどでいなくなってしまいました。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 絶滅(EX)とはどのような状態を指しますか。
ある生物の種において、最後の1個体が死亡し、地球上から完全にいなくなってしまった状態。
【応用】 過去の「大量絶滅」と、現代の絶滅の主な違いは何ですか。
過去の絶滅は隕石衝突や気候変動などの自然現象が原因でしたが、現代の絶滅は乱獲や生息地の破壊といった人間活動が主な原因であり、その進行速度も過去に類を見ないほど速いという違いがあります。
【実践】 野生では見られないが、動物園などで飼育されている種は「絶滅(EX)」に該当しますか。
該当しません。飼育下で個体が生き残っている場合は「野生絶滅(EW)」という区分になり、EXは飼育個体も含めて地球上のすべての個体が完全にいなくなった状態を指します。

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