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植物の移り変わり(遷移)

一般小学生

まとめ

植物の移り変わり(遷移)
ある場所の植生が、時間の経過とともに構成種や構造を変化させていく現象
  • 土壌のない裸地から始まり、最終的に安定した極相林へと至る
  • 光の当たり方や土壌の豊かさによって、育つ植物の種類が入れ替わる
  • 一次遷移と二次遷移の2種類があり、進行スピードが大きく異なる

解説

植物の遷移は、環境の変化と植物の相互作用によって進みます。最初は地衣類やコケ類などの先駆植物(パイオニア植物)が岩を風化させ、土壌を作ります。

その後、草原から陽樹林へと発達しますが、陽樹が成長して林内が暗くなると、陽樹の幼木は育たなくなり、陰樹が優占するようになります。

項目 一次遷移 二次遷移
開始地点 土壌のない裸地・溶岩 森林火災・伐採後の跡地
土壌・種子 存在しない 最初から存在する
進行速度 非常に遅い(数百年〜) 比較的速い(数十年〜)
先駆植物 地衣類・コケ植物 草本(ススキなど)
コラム

極相(クライマックス)に達した森林は、一見変化がないように見えますが、老木が倒れて光が差し込む「ギャップ」が生じることで、再び小規模な遷移が繰り返されます。

これにより、多様な種が共存する豊かな生態系が維持されています。

小学生のみなさんへ

空き地や山火事のあとの地面をずっと観察していると、生えている植物が少しずつ変わっていくことに気づきます。これを「遷移せんい」と呼びます。

最初は草が生え、次に太陽の光が大好きな木が育ち、最後には暗い場所でも育つ強い木が集まった、安定した森になります。このように、植物たちはバトンタッチをしながら、長い時間をかけて豊かな森を作っていくのです。

ルラスタコラム

火山噴火ふんかでドロドロになった溶岩ようがんの上でも、何百年もたつと立派な森に変わります。植物の生命力ってすごいですね!

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 植物の遷移において、最初に侵入する植物を何と呼ぶか
先駆植物(パイオニア植物)
【応用】 陽樹林から陰樹林へと変化するのはなぜか
陽樹が大きく育つと林床に光が届かなくなり、光を多く必要とする陽樹の幼木が育たなくなる一方で、少ない光でも育つ陰樹の幼木が成長するため
【実践】 一次遷移と二次遷移のうち、進行が速いのはどちらか。またその理由は
二次遷移。理由:土壌がすでに形成されており、地中に種子や地下茎が残っている状態から始まるため、一次遷移よりも圧倒的に早く進行する

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