混交林

混交林

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

混交林
陽樹林から陰樹林へと移行する過程で見られる、陽樹と陰樹が混在して生育している状態の森林

解説

森林の植生は、時間の経過とともに構成する植物の種類が変化していく「遷移」という現象を起こします。明るい場所で急速に成長する陽樹(アカマツやコナラなど)が主体の陽樹林が形成されると、林床は日陰になります。

この日陰の環境では、陽樹の幼木は育つことができませんが、日陰でも生育可能な陰樹(シイやカシなど)の幼木が育ち始めます。このとき、もともとあった陽樹と、新しく育ってきた陰樹が入り混じった状態を「混交林」と呼びます。

コラム

混交林は、遷移の過程における一時的な過渡期の姿です。さらに時間が経過すると、寿命を迎えた陽樹が枯れた後には陰樹しか残らなくなり、最終的には陰樹のみで構成される安定した「極相林(陰樹林)」へと到達します。

また、道端の植物などでも、日当たりの良い場所と建物の影になる場所で生えている植物の種類が分かれる「すみ分け」が見られます。森ができる過程も、光の当たり具合という環境の変化に植物が適応していくステップの結果なのです。

小学生のみなさんへ

森の木には、太陽の光が大好きな「陽樹ようじゅ」と、日かげでも元気に育つ「陰樹いんじゅ」の2つのタイプがあります。

最初は太陽の光をあびて陽樹がたくさん育ちますが、木が大きくなると地面に影ができます。すると、その影の中で陰樹の赤ちゃんが育ち始めます。こうして、陽樹と陰樹がまざって生えている状態じょうたいの森を「混交林こんこうりん」といいます。

時間がたつと、光が足りなくて陽樹の赤ちゃんは育てなくなり、最後には陰樹ばかりの森になっていきます。混交林は、森が変化していく途中とちゅうのすがたなのです。

ルラスタコラム

森は一度できたらずっと同じではなく、長い時間をかけてメンバー交代をしています。これを「遷移せんい」と呼びます。近くの森を観察して、どんな種類の木が混ざっているか探してみるのもおもしろいですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 混交林とはどのような状態の森林のことですか
陽樹林から陰樹林へと遷移が進む途中で、陽樹と陰樹が混じり合って生えている状態の森林
【応用】 混交林において、陽樹の幼木が育たなくなるのはなぜですか
陽樹が成長して林内が暗くなると、強い光を必要とする陽樹の幼木は光合成が十分にできず、枯れてしまうため
【実践】 混交林は最終的にどのような森林へと変化しますか。その名称と理由を答えなさい
極相林(陰樹林)。理由は、日陰でも育つ陰樹が次世代を担い、光を必要とする陽樹が次第に姿を消して、植生が安定するため

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