正断層

正断層

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 地層が左右に引っぱられる大きな力(張力)によって、斜めにずれてできた断層のこと。
  • 断層面の上側にある地塊(上盤)が、下側の地塊(下盤)に対して相対的に低くなるように動くのが特徴。
  • 地層が左右に引き延ばされる過程で発生するため、正断層が形成されると全体の地表面積は広がる方向に作用する。

解説

正断層は、地殻に引張応力が働くことで生じます。主にプレートが互いに離れていく境界や、火山活動に伴って地殻が膨張・伸張する場所で見られます。断層面が傾いている場合、その面の上側にある地塊(上盤)が重力に従ってずり落ちるように動くため、地層の連続性が断たれます。

地質調査においては、ボーリング調査による地質柱状図の分析が不可欠です。例えば、特定の火山灰層(かぎ層)を基準として、複数の地点でその深さを比較します。地層が東へ100m進むごとに10m下がるような一定の傾きを持っている場合でも、正断層が存在するとその規則性が崩れ、特定の地点で急激に層の深さが変化することがあります。このようなデータの食い違いから、地下に隠れた断層の存在を推定することができます。

コラム

正断層とは逆に、押し合う力(圧力)によって生じるものを「逆断層」と呼びます。逆断層では上盤が下盤の上に乗り上げるように動くため、地表面積は縮小します。また、断層のずれは地震を引き起こす直接的な原因となります。活断層の調査では、過去にどのような力が加わり、どの程度の頻度でずれが生じたかを解析することで、将来の地震リスクを評価しています。

小学生のみなさんへ

地面の下にある地層ちそうが、左右に引っぱられる大きな力を受けて、ななめにずれてしまったものを「正断層せいだんそう」といいます。地層がブチッと切れて、一方がズルッと下に落ちるようなイメージです。

地面が左右に引きのばされるときにできるため、この断層ができると地面の面積が少しだけ広がります。これとは反対に、左右からギュッと押しつぶされる力でできる断層は「逆断層ぎゃくだんそう」と呼ばれます。

ルラスタコラム

地面の下の様子を知るために、細長い筒を地面に深くさしこんで土を取り出す「ボーリング調査ちょうさ」というものがあります。これを行うと、遠くはなれた場所でも同じ火山かざんばいの層が見つかることがあり、昔の火山噴火の様子や、地面がどのように動いたのかを突き止めるヒントになります。

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