まとめ
- 地層が左右から押し縮められる力(圧縮力)を受けて、一方がもう一方の上に乗り上げるようにずれてできた断層のこと。
- プレートの境界や地殻内部で強い圧力がかかる場所で発生し、大規模な地震を引き起こす主要な原因となる。
- 断層面を境に、上側の岩盤(上盤)が下側の岩盤(下盤)を這い上がるような動きが特徴。
解説
逆断層は、地殻に水平方向の「押し合う力(圧縮力)」が加わることで生じます。この力は、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む際や、大陸同士が衝突する場所で強く働きます。断層面を境にして、上側の岩塊である「上盤」が、下側の「下盤」を乗り越えるように移動するため、地層の重なりが重複するような構造が見られることもあります。
日本列島のような海溝付近の沈み込み帯では、この逆断層型の地震が頻繁に発生します。特に、プレートの沈み込みによって蓄積された歪みが限界に達して跳ね上がる「海溝型地震」や、そのエネルギーが内陸に伝わって活断層を動かす「内陸型地震」の多くが、この逆断層のメカニズムによって引き起こされます。地質調査においては、ボーリング調査による柱状図を比較することで、こうした断層による地層の欠落や重複、傾斜の規則性を分析します。
地面の下にある大きな岩の層(地層)が、左右からギュッと押し合わされる力を受けて、一方がもう一方の上に乗り上げるようにずれてしまったものを「逆断層」といいます。
この「押し合う力」は、地球の表面を覆っているプレートという巨大な板が動くことで生まれます。岩がたえきれなくなってバキッと割れてずれるとき、大きな振動が伝わって地震が起きます。日本はプレートが集まる場所にあるため、この逆断層による地震が起きやすい国です。
地面が大きく盛り上がるため、山ができたり、海の下で起きると大きな津波が発生したりすることもあります。理科の授業では、地層がどのように重なっているかを調べるボーリング調査などのデータを使って、地面の下がどうなっているかを予想することもあります。
逆断層によって地面が押し上げられると、長い年月をかけて高い山脈ができることがあります。実は、世界で一番高いエベレストがあるヒマラヤ山脈も、巨大な大陸同士が押し合い、逆断層がたくさん重なり合ってできたものなんですよ。
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