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冬鳥

冬鳥

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

冬鳥
秋から冬にかけてシベリアなどの北方から日本へ飛来し、冬を越して春になると再び北方の繁殖地へ戻る渡り鳥

解説

冬鳥の移動は、生物季節による環境変化に適応するための生存戦略です。シベリアなどの高緯度地域では、冬になると気温が極端に低下し、餌となる植物や昆虫が雪や氷に覆われて不足します。鳥類恒温動物であり、寒冷地で体温を維持するためには膨大なエネルギーを必要とするため、より温暖で餌の確保が容易な日本などの地域へ移動することで、生存率を高めています。

渡りタイミングは、日照時間の変化(光周性)を感知することで制御されています。日照時間が短くなると、鳥の体内ではホルモンバランスが変化し、長距離飛行に必要な脂肪を蓄え始めます。また、渡り鳥の種類によって移動距離や経路は決まっており、星の位置や地磁気地形などを手がかりに正確なナビゲーションを行うことが知られています。

分類 特徴 代表例
冬鳥 秋に北方から渡来し、日本で越冬して春に帰る ハクチョウ、マガモ、ツグミ
夏鳥 春に南方から渡来し、日本で繁殖して秋に帰る ツバメ、カッコウ、キビタキ
留鳥 一年を通じて同じ地域に生息し、移動しない スズメ、カラス、トビ
漂鳥 国内の山地と平地を季節によって移動する ウグイス、メジロ
コラム

冬鳥の代表格であるカモ類やハクチョウ類は、主に水辺で生活します。これに対し、ツグミやジョウビタキのように、冬の林や公園で見られる陸生の冬鳥も多く存在します。近年では地球温暖化の影響により、渡りの時期が変化したり、本来は冬鳥であるはずの個体が移動せずに定着したりする現象も報告されており、生態系への影響が懸念されています。

小学生のみなさんへ

冬鳥とは、秋から冬にかけてシベリアなどの北の国から日本にやってくる鳥のことです。日本で寒い冬をすごし、あたたかい春になると、赤ちゃんを繁殖はんしょく(育てること)するためにまた北の国へ帰っていきます。

なぜわざわざ遠いところから飛んでくるのでしょうか。それは、北の国では冬になると雪がつもって、食べものになる虫や植物がなくなってしまうからです。日本は北の国にくらべればあたたかく、食べものも見つけやすいため、命を守るために長いきょりを移動してくるのです。

代表的な冬鳥には、大きなハクチョウや、池で見かけるマガモ、公園などで見かけるツグミなどがいます。冬の間にしっかり栄養えいようをたくわえて、春の旅立ちにそなえます。

ルラスタコラム

渡り鳥はどうして迷わずに遠い場所まで行けるのでしょうか。実は、鳥の頭の中には「磁石」のような仕組みがあり、地球の磁気を感じ取って方角を知ることができるといわれています。また、太陽や星の位置、山の形なども目印にしているすごい能力を持っているのです。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 冬鳥とは、どのような時期に日本で見られる鳥のことですか。
秋から冬にかけて北方から日本へやってきて、冬を越したあと、春に再び北方へ戻っていく鳥のこと。
【応用】 冬鳥が冬に日本へやってくる主な理由は何ですか。
北方の地域では冬に餌となる植物や昆虫が不足するため、より温暖で餌が確保しやすい地域へ移動して生き延びるため。
【実践】 冬鳥、夏鳥、留鳥のうち、スズメやカラスのように一年中同じ場所で見られる鳥を何と呼びますか。
留鳥(りゅうちょう)。

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