亜熱帯多雨林

一般小学生

まとめ

熱帯多雨林
亜熱帯の高温多湿な地域に発達する、常緑広葉樹を主体とした階層構造の複雑な森林

解説

亜熱帯多雨林は、熱帯多雨林に次いで気温が高く、年間を通じて降水量が豊富な地域に形成されるバイオームです。日本では沖縄県や南西諸島、小笠原諸島がこの分布域に含まれます。主な構成樹種は、ガジュマルやアコウといったクワ科の樹木や、カシ類などの常緑広葉樹です。一年中葉を落とさないため、常に緑が深く、光を巡る生存競争が激しいのが特徴です。

森林内部は階層構造が非常に発達しており、高木層の下にはヘゴなどの巨大な木生シダが生い茂り、樹木の幹にはつる植物や着生植物が豊富に見られます。このような多層的な環境は、多様な動植物に複雑な生息場所を提供しており、生物多様性が極めて高い生態系を維持しています。

コラム

海岸沿いや河口付近の潮間帯には、マングローブ林が発達することも亜熱帯多雨林周辺の大きな特徴です。また、日本の亜熱帯多雨林は、大陸から切り離された島々で独自の進化を遂げた固有種の宝庫でもあります。ヤンバルクイナイリオモテヤマネコなどは、この豊かな森林環境に依存して生息している貴重な野生動物です。

小学生のみなさんへ

亜熱帯多雨林(亜熱帯多雨林あねったいたうりん)は、一年中あたたかくて雨がたくさんふる場所にできる、緑がいっぱいの森のことです。日本では、沖縄県や小笠原諸島で見ることができます。この森には、一年中葉っぱがしげっている「常緑広葉樹じょうりょくこうようじゅ」という木がたくさん生えています。

森の中には、ガジュマルのような大きな木や、ヘゴという巨大なシダの仲間が生えていて、まるでジャングルのような景色が広がっています。また、海と川がまざる場所には「マングローブ」というめずらしい森も作られます。ここには、その場所にしかいないめずらしい生き物もたくさん住んでいます。

ルラスタコラム

ガジュマルの木は「歩く木」ともよばれます。枝から地面に向かってたくさんの根っこをのばし、それが地面につくと新しい幹のようになります。長い年月をかけて、少しずつ場所を移動しているように見える不思議な木なんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 亜熱帯多雨林を構成する主な樹種は何ですか。
ガジュマル、アコウ、カシ類などの常緑広葉樹
【応用】 亜熱帯多雨林において、高さの異なる植物が重なり合って密に生息する構造を何と呼びますか。
階層構造
【実践】 亜熱帯多雨林の河口付近で見られる、塩分に強い植物群落の名称を答えなさい。
マングローブ(マングローブ林)

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