水カビ

一般小学生

まとめ

カビ
淡水中に生息し、魚類の卵や衰弱した個体に寄生して白い綿毛状の菌糸を伸ばす卵菌類の総称

解説

水カビは、分類学上では真菌ではなくストラメノパイル界に属する卵菌類(サプロレグニアなど)を指します。これらは水中に広く分布しており、通常は動植物の死骸などを分解して生活する腐生生物です。しかし、魚の傷口や死んだ卵などに対して強い寄生性を示し、菌糸を組織内に伸ばして栄養を吸収します。

メダカの繁殖においては、無精卵や途中で死んでしまった卵が主な発生源となります。放置すると菌糸が隣接する有精卵を包み込み、酸素の供給を遮断したり組織を破壊したりして、卵全体の孵化を著しく阻害します。この現象は「水カビ病」と呼ばれ、特に水温の急変や水質の悪化によって生体の免疫力が低下した際に蔓延しやすくなります。

コラム

メダカの雌雄を見分ける際は、背びれの切れ込みや尻びれの形のほか、産卵行動の観察も重要です。産卵された卵を穴の開いたケースに隔離する目的は、親魚による食害を防ぐだけでなく、水通しを確保して水カビの発生を抑えることにあります。

また、卵の孵化には積算温度(水温×日数)が関係しており、メダカの場合は約250度と言われています。水温が高いほど孵化は早まりますが、同時に水カビの増殖も活発になるため、こまめな観察と死卵の除去が不可欠です。計算上、25度の水温では約10日で孵化しますが、その間の生存率を上げるための管理が重要となります。

小学生のみなさんへ

メダカを育てていると、たまごに白い綿のようなものがつくことがあります。これが「水カビ」です。水カビは、死んでしまったたまごや、よわっている魚に生える生き物です。

水カビをそのままにしておくと、となりの元気なたまごまで包みこんでしまい、赤ちゃんが生まれるのを邪魔じゃましてしまいます。だから、白くなったたまごを見つけたら、すぐにとりのぞいてあげることが大切です。

たまごを育てるときは、水の通りが良い入れ物に入れて、毎日ようすを観察しましょう。水温が高いと早く生まれますが、水がよごれやすくなってカビも生えやすくなるので注意が必要です。

ルラスタコラム

メダカのたまごが生まれるまでには「水温×日数=250」という決まりがあります。たとえば水温が25度なら、約10日で赤ちゃんが生まれます。水カビに負けないように、毎日しっかり見てあげてくださいね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 メダカの死んだ卵などに発生する、白い綿毛のようなものの正体は何ですか
水カビ
【応用】 メダカの卵を管理する際、白くなった卵をすぐに見つけて取り除くのはなぜですか
水カビが隣り合った元気な卵(有精卵)にまで菌糸を伸ばし、酸素の供給を妨げたり組織を破壊したりして、孵化を阻害するのを防ぐため
【実践】 メダカの卵の孵化には「水温×日数=約250」という関係があります。水温25度で管理している場合、何日程度で孵化すると考えられますか。また、その期間中に注意すべきことは何ですか
約10日で孵化する。注意点は、水温が高いと水カビの増殖スピードも速くなるため、死卵の除去や水換えなどの管理をよりこまめに行う必要がある点

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