一般小学生
まとめ
- 雨、風、雪、気温の変動など、大気中で展開されるさまざまな自然現象の総称。
- 太陽放射による加熱や地球の自転、地形の影響などを受け、空気が動いたり状態が変化したりすることで発生する。
- 「富士山に笠雲がかかると雨」という言い習わしのように、地形と空気の流れには密接な科学的関係がある。
解説
気象とは、大気の状態および、その変化によって生じる諸現象を指します。これらの現象が発生する大きな要因の一つに、空気が上昇する際の温度変化があります。
例えば、暖かく湿った空気が山の斜面に沿って上昇すると、上空の気圧が低いために空気が膨張し、温度が低下します。これを「断熱冷却」と呼びます。温度が下がって空気中の水蒸気が凝結し、水滴や氷の粒に変わることで雲が形成されます。富士山の山頂付近に現れる円盤状の「笠雲」は、低気圧や前線が接近して湿った空気が流れ込み、山の斜面で冷やされることで発生するため、高い確率でその後の降雨を示唆する指標となっています。
小学生のみなさんへ
気象(きしょう)とは、空の上でおこる雨や風、雪、そして気温の変化などのことをいいます。太陽の光で地面や海があたためられたり、地球がまわっていたりすることで、空気が動いていろいろな天気の変化がおこります。
たとえば、富士山のてっぺんに、かさをかぶったような形の雲(笠雲)ができることがあります。これは、しめった空気が山にあたって上へのぼり、冷やされることでできる雲です。
この雲が出ると、もうすぐ雨がふるサインだといわれています。昔の人は、空の様子をよく見て、天気がどう変わるかを予想していたのですね。
ルラスタコラム
世界で一番高い場所にある雲は、地上から約80キロメートルもの高さにできる「夜光雲(やこううん)」という雲です。ふつうの雲よりもずっと高い場所にあるため、太陽がしずんだ後でも光って見える不思議な雲なんですよ。
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